訪問介護が楽しいと思えるポイントは?適性があれば自然と楽しくなる!
介護の仕事自体が好きな人にとって、訪問介護の仕事はより楽しいと感じられるといえます。
なぜなら、訪問介護はマンツーマンで介護サービスを提供する仕事であり、利用者さん一人ひとりとより深く関われるからです。
今回「みーつけあ」では、実際に訪問介護を楽しいと感じている人の口コミや、楽しさを感じやすくなるポイントを紹介します。
この記事を読めば、自分ではまだ気づいていない訪問介護の楽しさに気づけるでしょう。
1.訪問介護って楽しいの?やりがいがあるって本当?口コミをチェック
実際に訪問介護員として働く人はどのくらい楽しいと感じているのか、実際の口コミをチェックしてみましょう。
自分とは違う点で楽しいと感じている人がいれば、新しい発見となり、明日からの訪問介護をより楽しいものにできるかもしれません。
- 時間を忘れて夢中になれる
- 重度訪問介護が楽しくて資金を貯めて起業した
- 利用者さんの過去も含めて知れる
- サービスを提供している時間そのものが楽しい
- やっぱり利用者さんからの一言が嬉しい
それでは、より詳しく口コミを紹介します。
その1.時間を忘れて夢中になれる
時間を忘れて夢中になれるという点は、訪問介護が大好きな人が感じやすい楽しいポイントといえます。
- 利用者さんと話すだけで楽しい
- 利用者さんの生活をサポートできる時間が楽しい
- 利用者さんの日々の変化が楽しみ
このような点で、訪問介護のサービスを提供する仕事に夢中になれる人もいます。
誰かの役に立ったときに「楽しくて仕方がない」と感じる人は、訪問介護の仕事を楽しいと感じられるはずです。
その2.重度訪問介護が楽しくて起業した
重度訪問介護が楽しい。今までやってきて本当に良かった。
訪問介護の仕事が楽しくて、お金を貯めて起業した人もいます。
口コミのように、18歳という若さで訪問介護に携わり、そのまま起業してしまう人もいるほどです。
ただ楽しいと感じているだけでは、起業までは行動に移せません。
しかし、訪問介護にやりがいや可能性を感じるからこそできることなのでしょう。
いかに訪問介護が素晴らしい仕事なのかがわかります。
その3.利用者さんの過去も含めて知れる
しかし「有難う、また来て下さいね」いつも言うて下さいます。
訪問介護に携わることで、利用者さんの過去も含めて知れることは、大きな楽しみとやりがいにつながります。
過去も含めて知れるということは、利用者さんの人生が知れるということです。
自分1人の人生しか知らない状態で過ごすのではなく、自分より年上の方々の人生を垣間見られることで、大きな学びがあるでしょう。
- どのようなことを大切にしてきたのか
- これまでどおりに生活するためには何か必要なのか など
訪問介護員の立場から、よりよいサービスを検討できます。
その4.サービスしている時間そのものが楽しい
なかには、サービスを提供している時間が楽しいと感じる人も多くいます。
身体介護も生活援助も、利用者さんがこれまでどおりの生活を送るために必要です。
利用者さんの生活に関われていることや、自分が誰かの役になっていると感じられることが、大きなやりがいと楽しさに繋がっているといえます。
虐待などの悲しいニュースもありますが、訪問介護員として自分の役割把握と利用者さんへの愛情と理解が必要です。
訪問介護のサービスを提供すること自体に楽しさを感じられる人は、現場に一番向いているといえるでしょう。
その5.やっぱり利用者さんからの一言が嬉しい
利用者さんからの「ありがとう」「助かったよ」の一言は、目に見えてわかる訪問介護に対しての価値です。
利用者さんの笑顔が見られたり、利用者さんから嬉しい言葉を貰えたときには、想像以上に喜びを感じます。
訪問介護では、1日に複数件の利用者さん宅を訪問してサービスを提供します。
その度に、毎度のように感謝されたり笑顔が見られたりしたときには、訪問介護のモチベーションも上がりやすくなるでしょう。
さらによいサービスを提供しようと、自分自身のスキルアップを目指そうと思えるかもしれません。
訪問介護は、利用者さんの言動1つで楽しさを感じられる仕事です。
2.訪問介護の現場が楽しい!ケアマネから現場に戻る理由
訪問介護の現場が楽しいと感じて、ケアマネジャーから現場に戻る人もいます。
ケアマネジャーの仕事は利用者さんが今までどおりの生活を送れるように、そして生活の質を高められるようにプランを考える仕事です。
そのため、やりがいも大きくなるのですが、現場に戻りたいという気持ちになるほど、訪問介護に大きな魅力があることがわかります。
具体的には、以下のような理由で現場に戻ることが多いようです。
ケアマネよりも利用者さんとの関わりが大きい
介護職だと給料が高い事業所もある
それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう。
理由1.利用者さんとの関わりが大きい
介護楽しいな〜って思います。
ケアマネよりも訪問介護員のほうが、利用者さんとの関わりが大きいという理由が挙げられます。
ケアプランを考えることで、利用者さんの生活の質向上に大きく貢献できるケアマネジャーですが、直接関わる機会はとても少ないです。
そのため、訪問介護員のように直接介護サービスを提供し、実際に生活されている姿を見るほうが楽しみを感じられることがあるでしょう。
ケアマネジャーと介護士を兼任する人は珍しくありませんが、訪問介護1本で仕事がしたいと感じる人もいます。
理由2.介護職だと給料が高い事業所もある
最近は、ケアマネより介護職の方が給料高い所もあるので、現場に戻りたくなります。
介護職のほうが給料が高い事業所があることも、理由の1つとして挙げられます。
夜勤がある事業所であれば、夜勤手当がついて給料が高くなることがあるためです。
資格取得サポートもあり、資格手当も支給される職場であれば、よりケアマネジャーよりも給料が高くなりやすいといえるでしょう。
「楽しさ+やりがい+給料の高さ」を同時に得られることから、ケアマネジャーから訪問介護員に戻る人がいます。
▼資格手当について詳しく知りたい人は、以下のページを参考にしてみてください。
>>訪問介護で資格手当が出る資格5つ!支給額相場や取得方法を徹底解説
3.訪問介護を楽しいと感じるために意識したいポイント
訪問介護の仕事を楽しいと感じるために、意識したいポイントがあります。
いま訪問介護の仕事を楽しいと感じている人も、気づいていない楽しさがあるかもしれません。
より訪問介護を楽しいと感じるために、以下のポイントを意識してみましょう。
- 利用者さんの笑顔は増えているか
- 利用者さんが自分でできるようになったことはあるか
- 働いた分だけ給料が増えているか
- ありがとうの言葉はもらえたか
- 利用者さんの家族とのコンタクトはあったか
それでは、それぞれ詳しく紹介します。
ポイント1.利用者さんの笑顔は増えているか
「利用者さんの笑顔が増えているか?」を意識すると、より楽しく感じられる可能性があります。
- 今日は3回笑顔が見られた
- じゃあ次はさらに笑顔が増えるように○○してみよう
- 次の訪問では笑顔が5回に増えた
このように、何をしたら笑顔が増えたのかを意識していくと、自分がより楽しさを感じられるだけでなく、サービスの質も高まります。
利用者さんの笑顔を増やしたいという気持ちが、自然にサービスの質を高めようとする気持ちに作用するからです。
事業所のなかで、利用者さんから「ありがとう」と言われた回数を競うような取り組みを行っても面白いかもしれません。
自分自身のスキルアップも自然にできて、利用者さんの笑顔も増えるため、ぜひ毎日の勤務で利用者さんの笑顔が増えているかを意識してみましょう。
ポイント2.自分でできるようになったことはあるか
「利用者さんが自分でできるようになったことはあるか?」を意識するのも、大切なポイントです。
おおがかりなことでなくても構いません。
- 一緒にキッチンに立てた
- 少しの時間だけでも洋服に腕を通そうとチャレンジできた
- 自分で介護用スプーンを使って一口だけ食べられた
このような小さなステップでよいので、利用者さんが自分でできるようになったことを数えてみましょう。
訪問するたびに、いつも同じ状態の利用者さんはいません。自分と同じように、気持ちや体調に波があるはずです。
そのなかで、利用者さんが自分でできるようになったことがあれば、それは大きな一歩といえます。
自分のサービスを提供することが、1人の人生を変えるほどの大きなパワーをもっていることを考えてみてください。
訪問のたびに注目して観察し、利用者さんの変化に気づけたとき、大きな楽しさを感じられるでしょう。
ポイント3.働いた分だけ給料が増えているか
シフト制で働く訪問介護の仕事では、働いた分だけ給料が増えやすいです。
利用者さんとの繋がりや信頼以外の箇所で楽しさを実感したい人は、給料に着目しましょう。
そして、頑張った分だけ給料が増えるということは、その分利用者さんにしっかりサービスを提供できている証拠です。
さらに満足してもらえるようなサービスを提供しようと、資格を取得したりスキルを磨いたりすると、次第に給料が上がっていきます。
目に見える形で給料が上がれば、楽しいと感じやすくなるはずです。
ポイント4.ありがとうの言葉はもらえたか
「ありがとうの言葉をもらえたか?」も、訪問介護の仕事をより楽しいと感じるために確認すべきポイントです。
いくら自分が一生懸命介護サービスを提供していても、自分本位であったり、利用者さんの気持ちを汲んでいなかったりする提供の仕方では、意味がありません。
利用者さんのことを考えてサービスを提供したとき、はじめて「ありがとう」と言ってもらえます。
「こっちのほうがいいだろう」と自分本位の介護を行うのではなく、利用者さんのことを考えた介護ができているかを日々考えながら働いてみましょう。
その結果、訪問介護の仕事がより楽しいと感じられます。
ポイント5.利用者さんの家族とのコンタクトはあったか
利用者さんへサービスを提供するなかで、家族とコンタクトできることがあります。
独居の利用者さんはもちろん、家族の人と同居している状態でサービスを利用する人もいるからです。
- 家族の人と話ができた
- 家族の人からお礼を言われた
そういったコンタクトの有無によって、自分の仕事が役立っていることを実感できるでしょう。
家族の人から暴言をはかれるケースもありますが、コミュニケーションの取り方や利用者さんとの関わりの中で変えていけることもあります。
家族の人との繋がりができれば、より利用者さんにとって濃密なサービスを提供できます。
4.訪問介護に向いている人は?適性をチェック
訪問介護が楽しいと感じられるかどうかは、訪問介護に対して適性があるか?も関係します。
具体的に訪問介護に向いている人として、以下のような人が挙げられます。
- 利用者さんと一対一で関わりたい
- 給料よりもやりがいを重視したい
- 経験を積んでケアマネや施設介護に活かしたい
- 移動して息抜きをしながら仕事がしたい
- 人の話を聞くのが好き
- 仕事の同僚との人間関係で悩みたくない
それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう。
その1.利用者さんと一対一で関わりたい
利用者さんと一対一で関わりたい人であれば、訪問介護が向いています。
基本的に1人で利用者さん宅を訪問し、1人でサービスを提供するためです。
ただし、複数名のスタッフとは協力できないため、その分責任や負担は大きくなります。
「自分が利用者さんだったらどうしてほしいか?」というように、相手の立場や気持ちになって考えられる人であれば、向いている仕事です。
利用者さんの力になれていると感じたとき、大きなやりがいと楽しさを感じられるでしょう。
その2.給料よりもやりがいを重視したい
給料よりもやりがいを重視したい人にも、訪問介護は向いています。
介護業界全体で給料が安いという問題が話題になって久しいですが、本当に訪問介護の仕事が楽しいと感じている人のなかには、給料を気にしていない人もいます。
また、以下のようなことで給料アップを狙えるでしょう。
- 介護のスキル
- 介護の知識の豊富さ
- 保有している介護資格
- シフトに入れる時間帯の幅広さ
- 事業所を掛け持ちできるだけの体力
給料が安いといわれる仕事ですが、資格を取得したり掛け持ちしたりすると、給料を底上げできます。
「訪問介護の仕事は稼げないのでは?」と不安に感じている人は、以下の記事を参考にしてみてください。
>>訪問介護で稼げない人がやるべき5つのこと!辞める理由に直結する前に対策を
その3.ケアマネや施設介護に活かしたい
経験を積んで、ケアマネや施設介護に活かしたいと考えている人にも、訪問介護は向いています。
一対一で介護サービスを提供する難しさや楽しさを知っていれば、介護施設での仕事にもスキルや経験、知識を役立てられます。
ケアマネを目指す場合でも、現場の状態を理解できるため、介護士との連携もとりやすくなるでしょう。
複数人で介護を提供するのではなく、一対一で行う訪問介護からは、今後の介護業界でのキャリアに役立つ多くのことが学べます。
その4.息抜きをしながら仕事がしたい
訪問介護では、利用者さんの自宅間を移動する時間があります。
8時間ずっと同じ場所で介護サービスを提供するのは、精神的に辛く感じてしまう人もいるかもしれません。
しかし、利用者さんの自宅を移動する時間で息抜きができ、次の利用者さんの介護へと気持ちを切り替えやすくなります。
息抜きの時間がほしい、外の空気が吸いたい、という人にとっては、訪問介護はよい働き方です。
その5.人の話を聞くのが好き
人の話しを聞くことが好きという人にも、訪問介護は向いているでしょう。
なぜなら、訪問介護はただ単に介護サービスを提供するだけではないからです。
利用者さんと一対一で関わることになるため、コミュニケーションもとても大切です。
- 悩みや不満、困っていることについて話しを聞く
- 最近あった出来事を聞く
- たわいもない利用者さんとの会話を楽しむ
このように、自分の話ではなく人の話しを聞くことが好きであれば、利用者さんからも信頼してもらいやすくなります。
反対に自分の話しを聞いてほしいという気持ちが強い人には、向いていない仕事です。
利用者さんの話しを聞くことで、適切なサービスを提供するための課題が見えてきたり、単純に気晴らしとしての話し相手になれたりします。
なかには、人生が変わるような話しを聞ける機会もあるでしょう。
訪問介護の仕事は、ただ単にサービスを提供するだけに留まらず、自分にとってもメリットが大きい仕事といえます。
その6.仕事の同僚との人間関係で悩みたくない
仕事の同僚と人間関係で悩んだ経験がある人は、それなりに多いはずです。
しかし訪問介護の仕事では、同僚とかかわる時間がほぼありません。
利用者さんとの一対一の関わりになるため、同じ時間に同じ場所で働く人がいないわけです。
同僚と話す機会や関わる機会があるとすれば、事業所に戻ったときくらいでしょう。
複数人と関わることが苦手な人も、働きやすい環境となっています。
まとめ:訪問介護は自分の考え方次第で楽しみをみつけられる
訪問介護は、自分の考え方次第で楽しみを見つけられる仕事です。
辛く感じる瞬間もあるでしょうが、辛い時間よりも楽しさややりがいが上回っていれば、介護の仕事を続けられます。
普段とは異なる箇所を意識すると、自分が感じている楽しさ以外にも楽しみを見つけられる可能性がある点もポイントです。
これまで以上に訪問介護の仕事が楽しいと感じられるように、今回紹介したようなポイントを意識しながら働いてみてください。
訪問介護の仕事に、より大きなやりがいを感じられるようになりますよ。