訪問診療
訪問診療とは
要介護者、要支援者に限らず、どの年代、疾患状態でも
定期的、計画的に利用者様宅へ訪問し、診療や治療を受けられるサービスです。
〇病院へ通院できない
〇寝たきりで病院へ行けない
〇がんで自宅療養を希望している
〇ご自宅、施設での診療をお願したい
〇ご自宅で在宅酸素などの医療的ケアを必要としているため、医師に来て欲しい
今後、自宅で療養生活をしていきたい人がいると思います。
定期的に医師が訪問してくれると利用者様もご家族様も安心して生活できますよね。
では、訪問診療について説明していきます。
診療内容
ご自宅にて診療、治療を基本としています。
そのほか、お薬の処方、点滴、褥瘡処置、在宅医療器具の管理などもしています。
ご利用者様の希望に沿った、必要な診療をしていきます。
入院治療が必要となったと判断した場合には、ご利用者様、ご家族様と相談の上、医療機関に連絡を取り、入院の調整も行っています。
利用方法
①診療所を探し、連絡します。(ケアマネージャーに相談し、診療所を決まるか、ご自分で探して決まめるか)
②ご自宅や医療機関にて診療内容の説明。診療計画を立てます。
(ご利用者様の状態を確認)
③ 在宅療養計画書を作成し、定期的な訪問診療が開始となります。
訪問診療を受ける方ですが、原則的に
「居宅(施設)で療養を行っており、疾病、傷病のために通院による療養が困難な方」
とされております。しかし、その規定には、特に例示はなく、主治医の判断によるものになっています。
費用
医療保険での利用になります。
1カ月に2回の訪問診療で院外処方箋を交付する場合、3割負担の方は約7,000円となります。
採血検査、心電図などを実施した場合やがんで在宅療養をしているご利用者様には別途費用がかかりますので、治療時には医療機関に確認してみてください。
頻度
基本的に最低でも、月に2度(2週間に1度)の頻度で訪問しています。
ご利用者様の症状、状態によって訪問頻度は変わります。
往診との違い
医師がその都度、ご自宅へ訪問し、診療することです。
通院できないご利用者様の依頼を受け、ご本人様、ご家族様、ホームヘルパーの方などが、異変などに気づいた時に連絡し、その都度医師が診療することを往診と言います。
だからといって、異変があった際に訪問診療医に連絡できないわけではありません。
訪問日以外に症状の変化などがあれば、訪問診療医に連絡できます。
症状によって電話での指示、医師や看護師が訪問し、対応してくれるので安心です。