訪問歯科
訪問歯科とは
通院が困難な方のためにご自宅や施設へ訪問し歯科サービスを受けられるサービスです。
虫歯の治療、入れ歯の作成、調整、お口の状態のチェックなどを依頼できます。
〇歯医者へ行きたいけど、通院ができない
〇寝たきりの利用者様の口腔ケア方法を知りたい
〇通院できないが最近入れ歯が合わなくなってきたので、調整してほしい
歯医者へ行きたいが、行くことが困難な方に訪問歯科を考えていくのはいかがでしょうか。
では、訪問歯科について説明していきます。
サービス内容
通院困難な方のご自宅や施設へ訪問し、歯科治療をしています。
歯が痛いなどのむし歯や歯周病などの治療 ができます。
食べることが困難になったなどの原因と思われる入れ歯を壊してしまったり、入れ歯が痛い、歯が抜けてしまったなどの入れ歯の悩みにも答えることができ、入れ歯作成、入れ歯の調整もご自宅でできます。
寝たきりの方、ご自分で口腔ケアが出来なくなってきている方(寝たきりで口を開けづらくなってしまっている利用者様)などの口腔ケアをご家族様、施設の介護職員にも教えてくれます。
口腔ケアは、誤嚥性肺炎の予防にもなります。口腔摂取していない方でも、お口の中は汚れてしまいます。口腔ケア方法は専門の方から聞いて下さい。
口腔機能のリハビリテーションも行っています。
費用
費用は医療保険や介護保険が適用されます。
訪問歯科診療費・指導費・治療(検査)費の3つの費用の合計 となっております。
〇訪問歯科診療費(医療保険適用)
1人を診療する場合、診療時間20分以上(1割負担の場合870円)
1人を診療する場合、診療時間20分未満(1割負担の場合140円)
〇指導費 (介護保険適用)
歯科医師による診療(月2回まで):1回503円
歯科衛生士による診療(月4回まで):1回352円
〇治療(検査)費 (医療保険適用)
こちらは歯科通院に行くときの料金と変わりありません。
通院の方は、治療(検査)費のみですが、
訪問歯科の場合は指導費+訪問診療費が追加でかかってきます。
交通費の支払いはありません。
負担額
〇後期高齢者 (75歳以上 もしくは65歳以上で障害認定を受けた方)
自己負担額1割 所得によっては3割負担
〇前期高齢者 (70歳~74歳)
自己負担額2割 所得によっては3割負担
〇障害者 生活保護の方
各市区町村の減免と同じ
〇一般・現役並所得者 (70歳以下、もしくは70歳以上で現役並み収入のある方)
自己負担額3割
※ 診療によって料金は異なります。
利用方法
ケアマネージャーに相談するか、自分で訪問歯科をしている事業所を探し連絡する。
初回診療日を決定し、訪問。
カウンセリングを実施し今後の計画を立てる。
指導費は介護保険が適用されるので、ケアプランに組みこまねければならないため、ケアマネージャーとの連携が必要になってきます。
※歯科医院が算定する居宅療養管理指導は、介護保険の支給限度額の対象にはなりません
サービスを利用してからは?
利用者様の状態が安定(入れ歯調整後、虫歯の治療後、口腔ケア指導後)してきてからでも、定期的に訪問し、口腔内のケアや検診をしてくれます。
状態が再度悪化しないように、定期的な訪問をしてくれるので安心です。