バルーンカテーテル
バルーンカテーテルとは
膀胱に管を通して排尿を促すこともでき、排尿の量などの管理をすることができるもののことを言います。
(尿道留置カテーテルとも呼ばれています)
どのような人が使用しているの?
- 排尿障害の方
- 寝たきりの人(トイレに行くことが困難なひと)
- 腎臓や泌尿器科の病気で尿量の管理が必要な人(尿色の確認もできる)
等の人たちが使用しています。
使用方法
バルーンカテーテルを挿入するのは医療的ケアです。
挿入には医師、看護師、医師や看護師から指導を受けたご本人様、ご家族様が使用できます。
介護職員は対応できません。
高齢者が使用する場合
高齢者が使用する場合の多くは、
バルーンカテーテルを経て、接続してある尿バッグ(ウロバッグ)に尿を溜めていくものを利用しています。
高齢者の寝たきりの方でもトイレに行かずに排尿が可能ですし、オムツに尿が出たまま放置することもないので、尿路感染症や褥瘡悪化の防止にもなります。
こちらのカテーテルと尿バッグは2週間程で1度交換していきます。
(医師、多くは看護師が交換をしています。)
挿入などはできませんが、尿バッグに溜まった尿を破棄するのは、介護職員でも可能です。
尿破棄の方法はバケツなどに尿バッグから尿を一旦出して、トイレに流すのが一般的です。
尿バッグ内に尿が溜まっていたら破棄をしていきましょう。
破棄のタイミングは12時間に一回が目安ですが、臨機応変に対応していくことがベストです。
尿バッグにはメモリがあるので、尿量の確認もできます。
注意点
尿道にカテーテルを挿入するため、衛生面には注意が必要です。
カテーテルで尿道を傷つけてしまうと熱発の恐れもあります。
バッグ内はすぐに確認できるので、尿の色に異変があったり、浮遊物、血尿などがあった場合は医師または看護師に確認してもらってください。
介助中や入浴の際などに管や尿バッグが引っかからないように取り扱いには十分注意してください。