廃用性症候群
廃用性症候群とは
病気やケガなどにより過度に安静状態で居続けると活動性の意欲がなくなり、身体も動かさなくなり、それにより筋力が低下し心身の状態が悪化していきます。
これらの症状のことを廃用性症候群といいます。
廃用性症候群は最悪の状態になると、寝たきりになってしまいます。
廃用症候群の症状は?
- 関節拘縮
- 廃用性筋萎縮
- 褥瘡
- 心肺機能低下
- 消火器機能低下(食欲不振)
- うつ状態
- 自律神経不安定
等、様々な症状があります。
どのような人がなるのか?
- 病気やけがで長期入院していたために、長時間安静にしているひと
(高齢者は、体力を回復するのにも時間がかかる場合があるので、安静にしすぎてしまうと、今後の生活に不自由をきたしてしまいます。)
- 膝関節やそのほか関節の痛み、筋力の低下により、身体を動かすことが億劫になり、介護者にいろいろ任せてしまい、身体を動かさなくなってきているひと
- 高齢者のうつ症状で外出が億劫になり、ベッドに横になったままで過ごす時間が多いひと
など、外出に機会が減ったり、身体を動かす機会が減ってしまうと、廃用性症候群になってしまいます。
もし廃用症候群になってしまったら
予防の際に記してきた内容と類似しますが、
- リハビリをすること
- 本人が楽しくなるようなことを見つけること
- 栄養管理をしていくこと
ケアマネージャーと相談して、在宅であれば訪問リハビリテーションやデイケアのサービスの利用を依頼してください。
予防方法
- リハビリを行う
→症状も人それぞれですので、医師に相談しながらリハビリを行ってください - 身体を動かす機会をつくる
→外出が億劫な方には、楽しめるようなことを見つけて外出や生活にハリを出していきましょう。 - 寝ている状態を長くしないよう心がける
廃用性症候群になってしまうと、なかなか元の状態には戻りにくいので、まずは予防ケアを徹底していくことが大切です。