在宅酸素療法
在宅酸素療法とは
慢性呼吸不全の方を対象に、比較的症状が安定しているけれど酸素を取り込むのがに対して、呼吸を安定させるため酸素を体内に取り込むものです。
低酸素状態を改善し、在宅生活を安全に送ることができます。
別名 HOT とも呼ばれています。
どんな人が使うの
- 慢性呼吸不全の方で症状が安定している人
- チアノーゼ型先天性心疾患
- 肺に疾患がある方
等の方が使用しています。
酸素を十分に取り込むことが困難な方に対して行う療法です
何が必要か?
- 在宅用
酸素濃縮器または液体酸素タンク
カニューレ (本体につなぐ細い管のようなもの、先端を鼻につけ酸素を取り込みます) - 移動式
酸素ボンベ (圧力計 流用計 加湿器)
カニューレ
運搬用カート
利用までの流れ
医師が判断し、必要であると診断された場合に利用できます。
酸素量なども医師の判断により、変わってきます。
在宅酸素は病院から提供され、メーカーによって使用方法は異なりますので、病院側から教えてもらうのがいいでしょう。
利用開始後
在宅酸素療法を利用してからも、月に1度は通院か訪問診療を利用する必要があります。
介護保険で利用できるのか
介護保険では利用できません、
在宅酸素療法は医療保険での利用になります。
医療保険の自己負担が1割の方は月々1万円かからないくらいで利用できます。
3割の方は、2万5100円ほどで利用できます。
注意すること
火気厳禁です。
酸素は燃焼を助ける性質のものですので、酸素吸入中に火を近づけてしまうと大変危険です。
酸素吸入中にたばこなど、火気を近づけないよう注意しましょう。
在宅酸素療法中に家事が起きるという事例も実際にあるので十分注意するようにしましょう。