歩行器
歩行器について
歩行が不安定な方が使用する、歩行補助具です。
車いすを使用するほどでもなく、杖だと不安である方が使用します。
車いすの使用者でも、歩行の練習、リハビリなどで使用することがあります。
シルバーカーとの違い
用途が違います。簡単に言うと、
歩行が不安定で歩行の助けとして使用するのが、歩行器
歩行はできるが、一人での外出に不安がある人が使用するのがシルバーカー
になります。
以下で説明します。
歩行器
歩行器は、シルバーカーにあるかごや椅子はありません。
歩行のみに特化しているものです。
歩行が不安定な方の歩行練習、リハビリの時にも使用されたり、転倒のリスクを軽減させるためのものです。
シルバーカー
歩行がある程度自立しているが、一人での外出時に重い荷物を持つことができない。
長距離での移動は疲れてしまうので、少し休憩したい。
などの方が使用するものです。
歩行が可能で自立している方が使用するものなので、介護保険での利用もできません。
費用
福祉用具貸与を利用すると、1割~3割(人によって介護保険の負担は変わります)
歩行器のレンタルであれば、月々150円~500円程度で利用可能です。
購入になると、介護保険では利用ができないので、全額自己負担になります。
2万円~5万円ほどになります。月々の値段はかかりませんが、メンテナンスなどはご自分でやることになるので、大変です。
レンタルであれば、レンタル業者さんが、用具のメンテナンスもしてくれるので安心です。
状態は変わったときなどに、また別のものを利用することができます。
レンタルできるものは、介護保険を利用するといいでしょう。
介護保険利用
もちろん利用できます。
介護保険における、福祉用具の対象になっています。
利用方法
介護保険では、福祉用具貸与(レンタル)を利用して、1~3割負担で利用ができます。
(負担の割合は個人によって違います。)
介護保険を利用する場合には、必ず、要支援・要介護認定を受けることになります。
認定が出たら、ケアマネージャーがつくので、ケアプランに福祉用具貸与の記載をし、レンタルができるようになります。
ケアマネージャーがカタログ等用意してくれるので、相談しながら決めていくとよいです。
購入後
福祉用具のレンタル業者さんは
- 使用方法、注意点を教えてくれる。
- 使用してみて、使い勝手が悪いと感じたら、相談に乗り、利用者に合った福祉用具を選定してくれる。
- 状態が悪化した場合、使用しなくなったときに、あたらしい福祉用具の提案
などをしてくれますので、レンタルしてからも安心して利用することができます。