まだら認知症
まだら認知症
まだら認知症とは脳血管性認知症の一種で脳血管の一部の障害に応じて機能が低下する認知症です。
症状
脳血管性障害によるダメージを受けた場合などはダメージを受けた部位に関しての能力は低下しますが、ダメージを受けていない部位は健全なままの場合が多いため、できることとできないことが出てきます。
(朝できていたことが、夜にはできなくなっている、など。)
まだらに症状がでるため、まだら認知症と呼ばれるようになったのです。
原因
脳血管性認知症によって発症するものです。
脳血管性認知症は脳梗塞や脳出血が原因と言われています。
その際に、脳内の血流がよくなったり、悪くなったりとばらつきが出てきます。
その影響で症状が出たりでなかったり、
特定の部分に出たりとまだらに症状が出てしまいます。
予防
まだら認知症の原因は、脳血管性認知症です。
脳血管性認知症の予防方法と同じです。
生活習慣を整えて生活習慣病(糖尿病、高血圧など)にならないようにすることが大切です。
運動不足、栄養が偏っているなどの生活習慣が乱れることによって起きるので、これらを整えましょう。
治療
まだら認知症も、いまだに完治の治療薬が確立していません。
なので、あくまでも、原因である疾患の病気の治療をするしかありません。
アルツハイマー型認知症の段階的に進行していくものではなく、日ごとに状態が変わるなどしていく病気ですので、もし、症状が進行しているようであれば、アルツハイマー型認知症も併発している恐れがあります。
少しの変化でも、なにかおかしいと思ったら、早めに診察するようにしましょう。
介護保険
もちろん利用できます。
介護の認定を受けてからの利用になります。
介護のサポートを受け、本人も介護者の負担を軽減していきます。
関わり方
- できないことより、できることをやってもらう
できないことを無理にやってもらうことはしないでください。
- できない部分のみ介助する。
全てをやってあげようとは思わないようにする。
- 症状がなんなのか、理解し、その人に合った対応をしていく
- 周りの環境を変えないようにする
周囲の方々が、病気の理解を深めていく。