閉塞性動脈硬化症
閉塞性動脈硬化症とは
下肢の血管が細くなったり、詰まったりすることにより、血流が充分でなくなり歩行時などに痛み、しびれなどが起こる症状です。
ひどくなると、下肢が壊死をしてしまうこともあります。
症状
初期症状は、足の痛みを感じます。
歩き始めや、歩いていないときには痛みは感じませんが、
歩き続けていると痛み始めたり、疲労感が出てきます。
一旦休憩してまた歩き始めると痛みが生じてきます。
この症状のことを間欠性跛行といいます。
閉塞性動脈硬化症は段階的に進行していくものです。
進行していくと、常に痛むことになり、足先も冷たくなっていきます。
足の傷や打撲もなかなか治らないなどの症状がでてきます。
この状態を放置してしまうと、足が壊死してしまい、最悪の場合は切断を余儀なくされます。
原因
閉塞性動脈硬化症は動脈硬化が原因で起こる疾患です。
動脈硬化は血管が狭くなって起こるため、糖尿病、高血圧、喫煙、肥満などの生活習慣病によっておこる病気とも言えます。
とくに喫煙しているひとに多いと言われています。
予防
日ごろの生活習慣を正すことが大事になっていきます。
- 食生活を見直す
- 禁煙する
- 運動を取り入れる
治療
- 薬物治療
軽いものだと、薬での治療が効果的で、早期に対処していればすぐに改善できます。
- カテーテル治療
血流を回復するために行うもの。
血管内にバルーンと言われるものを入れて、血管内を広げ血流の流れを良くするものです。
- 手術治療
症状が悪化し、下肢の壊死が見られたら下肢を切断するしかありません。
そうなる前に、診断を受けて治療に入りましょう。
介護保険
- 40歳から65歳未満の方の場合
閉塞性動脈硬化症は特定疾病ですので、介護保険サービスの利用ができます。
介護申請をしましょう。
- 65歳以上の場合
介護保険サービスの利用ができます。
介護申請しましょう。