デイサービスの内容について解説!
デイサービス(通所介護)とは

ご利用者様ができる限り在宅で自立した生活を送るために、ご利用者様の孤立感を防ぐこと、心身機能の維持・向上を目的とした施設です。
ご利用者様だけではなく、ご家族様への介護の負担軽減にもなります。
朝から夕方までの1日のデイサービスが主流で、施設では食事・入浴・排泄などの一般的な介助やレクリエーションが実施されています。
最近では半日型デイサービスも増えてきています。
デイサービス(通所介護)の1日の流れとサービス内容について

1日型デイサービス(7時間以上8時間未満)の1日の流れとサービス内容についての説明していきます。
時間 | 項目 | 内容 |
9:00~ | ご自宅まで、車で迎えにきてもらえます。 車いすの方でも、送迎は可能です。 デイサービスに問い合わせてください。 | |
10:00~ | 到着したら、看護師(介護職員の場合もある)が バイタルチェックを行います。 バイタルチェックとは、 主に体温・血圧・脈・酸素飽和度などを測定することです。 体調の変化にも対応してもらうことができます。 | |
10:30~ | デイサービスによって、 主となるレクリエーションは違います。 体操、頭を使ったゲーム、カードゲーム、 歌、公園に散歩へ行く等。 | |
午前~OR午後~ 適時 | 大きめの浴室があり、自立している方、見守り、介助が必要な方でも対応可能です。 機械浴(主に寝たきりの方が、寝たままでも入浴できる機械)の方は、規模の大きなデイサービスにしか置いていない場合が多いので、家の浴室が狭い、一人で入るのが怖いと思っている方でも安心して入浴できます。 | |
12:00~ | 昼食を食堂で食べることができます。 ご自分で食事をすることは困難な方でも、 職員が食事介助の対応をしてくれます。 | |
食後 | 昼食後は自分で持ってきた歯ブラシセットで 口腔ケアを実施します。 介助が必要な方は職員が対応します。 | |
適時 | トイレはバリアフリーでの対応になっているので、誰でも安心して利用できます。 オムツ、パット交換などの、寝た状態で変えなければいけない場合でも 対応できる場所がほとんどですので、寝たきりの方でも車いすに乗ることができれば行うことができます。 | |
13:30~ | 午前同様、レクリエーションを実施するところがほとんど。 | |
15:00~ | レクリエーション後のほっと一息、おやつタイム。 デイサービスでしか会えない方々と談笑したり、ゆっくり自分の時間に使ったり帰宅前のリフレッシュ時間。 | |
16:00~OR17:00~ | ご自宅まで車でお見送りしてもらえます。 |
※タイムスケジュールはデイサービスごとに違います。
直接デイサービスに確認してください。
デイサービス(通所介護)の介護度別の料金概算

通所介護が一体、一回でどのくらいの料金になるのか、説明します。
7時間以上8時間未満の1日型デイサービス利用の料金概算
以下は、自己負担額1割の場合の方の料金概算です。
要支援の場合
要支援1 | 月々 1800円 |
要支援2 | 月々 3700円 |
※要支援1.2の場合、保険サービス内であれば料金は 月ごとの定額制になります
要介護の場合
要介護1 | 1回 850円 |
要介護2 | 1回 940円 |
要介護3 | 1回 1100円 |
要介護4 | 1回 1200円 |
要介護5 | 1回 1400円 |
※入浴介助加算・機能訓練加算(1)を含んだ概算料金になります
※認知症加算・サービス提供体制加算は含んでいません
※別途 食事代がかかります
「自己負担額2割の方はこれらの料金に×2」「自己負担額3割の方はこれらの料金に×3」をした料金になります。
上記はおよその料金になりますので、詳細に関しては直接デイサービスに問い合わせてみてください 。
自己負担額は1割~3割まである
自己負担額1割負担の方が多いですが、収入によっては2割、3割負担になることがあります。
自己負担額は 介護保険被保険者証に記載されていますので、確認してみてください。
負担額は下記のように判定されています。

デイサービス(通所介護)を利用することのメリット

デイサービスを利用することでご本人様やご家族様・介助者にとっても、いいことばかりです。
メリットについて紹介していきます。
ご本人様
- 家に引きこもる時間が多くなると、認知機能、心身機能の低下に影響が出ます。デイサービスを利用することで外出する機会を設けることができるので、認知機能、心身機能の低下・悪化を防ぐことができます。
- レクリエーションや体操をすることで、脳の活性化、身体機能の維持・向上につながる
- 外とのつながりを持つことで、 刺激を受ける
- 気分転換になる
- 毎回、バイタルチェックが行われるので身体の状態の変化に気づくことができる
- 入浴ができるので、清潔保持ができる
ご家族様
- 日中、家に一人で暮らしている場合、デイサービスに通うことでご家族様も安心できる
- 介護者の休息になる
- 困ったとき、相談に乗ってもらうことができる
要支援・要介護度別の限度額一覧

要介護度が変わると、利用したいサービス内容もサービスの量も変わってきます。
そのため、要介護度があがるごとに介護保険内サービスの利用できる量も内容も変わります。
自己負担額1割の場合
要支援・要介護度によって限度額は変わってきます。
介護度 | 限度額 |
---|---|
要支援1 | 月々5,032円 |
要支援2 | 月々10,531円 |
要介護1 | 月々16,765円 |
要介護2 | 月々19,750円 |
要介護3 | 月々27,048円 |
要介護4 | 月々30,938円 |
要介護5 | 月々36,217円 |
※自己負担額2割の方はこれらの額に×2、自己負担額3割の方はこれらの額に×3 をした額になります。
※およその額になりますので、必ずお住いの市区町村に確認お願いいたします。
市区町村によっては財源から特別に料金を上乗せする場合もあり
要支援・要介護状態区分の一覧

要支援1から要介護5の状態とは、一体どのような状態だと要介護〇になるのかわからないと思いますので介護度ごとに説明していきます。
介護度によっての状態について説明
要支援1
基本的な日常生活はほぼ自分で行うことができる。
要介護状態にならないように何らかの支援が必要。要支援2
要支援1の状態より日常生活を行う能力が低下し、
要介護状態にならないように何らかの支援が必要。要介護1
要支援2と同等の身体の状態であるが、
理解の低下がみられることがある。など要介護2
食事や排せつに介助が必要なことがあり、
身の回りの世話全般に介助が必要。立ち上がりや歩行に支えが必要。要介護3
排泄や身の回りの世話、立ち上がり等が自分でできない。
歩行が自分でできないことがある。など要介護4
排泄や身の回りの世話、立ち上がり等がほとんどできない。
歩行が自分でできない。問題行動や全般的な理解の低下がみられることがある。など要介護5
食事や排泄、身の回りの世話、立ち上がりや歩行等がほとんどできない。
問題行動や全般的な理解の低下がみられることがある。など
引用: 荒川区役所 ホームページ
※認定期間中に、状態変化が起こった時でも区分変更申請をすれば介護度を変えることが可能です。
※訪問調査員、審査によって上記の状態であるのに異なる介護度が出る場合もあります。
公平な調査、判断ではありますが、要介護度が想像と異なった場合には不服申し立てをすると認定結果が変わることがあると言われています。
通所介護(デイサービス)の職員体制

役割 | 人員基準 | 備考 | |
管理者 | 施設全体の統括管理者 (期待役割は法人によりさまざま) | 原則として専従の常勤者を置かなければならない。(94条) | 兼務可 |
生活相談員 | ・ソーシャルワークの中心的存在 ・ケアに関する施設の総窓口かつ責任者(施設の中間管理職的役割) | 指定通所介護の提供を行う時間数に応じて、専ら当該指定通所介護の提供に当たる生活相談員が一以上確保されるために必要と認められる数(93条1項1号) | ・複数いる場合は兼務可 ・資格要件あり(社会福祉主事または社会福祉主事任用) ・資格要件は自治体によって違うので要確認 |
介護職員
| ケアサービスの実行者 | 提供時間帯に応じて専従で、利用者が15人までは1人以上、それ以上5人又はその端数を増すごとに1人を加えた数以上(93条1項3号) 看護職員又は介護職員(介護職員等)を、常時一人以上当該指定通所介護に従事させなければならない。(93条3項) | 兼務可(93条4項) |
看護職員
| 入居者の健康管理、薬の管理、処置などの専門的な対応を行う | 専従で1人以上(看護師又は准看護師)(93条1項2号) | ・複数いる場合は兼務可(ただし、専従要件は必須) |
機能訓練指導員 | 施設における日々の機能訓練活動のリーダー | 専従で1人以上(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護職員、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師)(93条1項4号) |
出典: 介護事業開業経営相談サポート
デイサービスの職員体制は、デイサービスの規模により異なります。
人数が多いほど、職員体制も増えていきます。
まとめ
デイサービスという場所では「心身機能の維持向上」「気分転換ができる」などたくさんのメリットがあります。
デイサービスを活用することは、ご家族様対しても介護の負担軽減につながります。
デイサービスには、それぞれの色があり、レクリエーションや体操など独自のものを持っているところもたくさんあります。
自分にあったデイサービスを見つけることで、ご利用者様もご家族様もよりよい在宅生活を送ることができます。
デイサービスを活用するか悩んでいる方は一度デイサービス事業者に相談しましょう。
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