訪問介護の接遇マナーで重要なこと
介護職にとって、マナーはとても大切なことです。
特に訪問介護で働くためには、接遇マナーはとても重要になってきます。
利用者様宅のご自宅へ伺うため、しっかりとしたマナーを身に着けていないと恥ずかしい思いをしてしまいます。
今回の記事では、訪問介護における接遇マナーについて説明していきます。
接遇マナーの基本
そもそも接遇とはどんな意味があるのでしょうか。
接遇とは
接遇とは、もてなすこと。接待すること。応接すること。
になります。
訪問介護での接遇マナーはどのようなことをすればいいのでしょうか。
今回は訪問介護で必要な接遇マナーについてまとめていきます。
訪問介護で接遇マナーが必要な理由
訪問介護のヘルパーは利用者様がご自宅で安心して過ごすことができるよう、ご家族様にも安心してもらえるようにサービスの提供をしていかなければなりません。
そのためには、接遇マナー(挨拶やコミュニケーション等)をしっかり守りサービスを提供することが大切になっていきます。
たとえ身体介護の技術が高かったり、生活援助の能力があったとしても、マナーがしっかりしていないと利用者様は安心して頼むことができなくなります。
訪問介護の接遇マナー
それでは、具体的に訪問介護の接遇マナーとはどのようなものなのか説明していきたいと思います。
心構え
まず、心構えが大切です。
ご利用者様を敬う気持ちを忘れないこと。
初めてお会いする際は、敬う気持ちなどは忘れないものですが、長くその方の関わっていると、慣れてしまい、なあなあな関係になってしまう可能性があります。
ご利用者様とサービス提供する側ということを忘れないようにしましょう。
当然ですが、ご利用者様だけでなくご利用者様のご家族にも接遇マナーは必要です。
身だしなみ
身だしなみも大切です。
清潔な服装、長髪の場合は束ねる、爪は切る、髭はそるなどの身だしなみには注意しましょう。
挨拶
挨拶は笑顔ではっきりと相手の目を見て行いましょう。
しかし、利用者様の中には、大きい声が苦手の方もいますので、臨機応変な対応が必要です。
ことば使い
言葉使いはマナーではとても必要なものになってきます。意識して話しましょう。
- ことば使いを意識する
心がけのところでも記載していますが、長くサービスに入っているとなあなあな関係になってしまい、友達同士の会話になってしまいがちです。
プロということを忘れずに、ため口などの友達口調は絶対にNGです。 - 専門用語を使わないようにする
ご利用者様やご家族様に対してはできる限りわかりやすい言葉で話しましょう。
長年介護をしているご家族様の場合は専門用語に詳しいので、使用しても構いません。 - 命令口調で話さない
当然です。
サービス中にかぎらず、ご利用者様に対してそのように話しかけることは絶対にしないようにしましょう。
コミュニケーション
介護技術として、コミュニケーションはとても大切な技術の一つです。
- 聞き上手になる
聞き上手になることが大切です。
聞いているうちに見えてこなかったニーズが見えてきたり、ご利用者様の心が開きやすくなります。 - 優しい対応
ご利用者様に対して、優しい声かけ対応をしていくことを心がけましょう。 - 寝たきりの方でも、コミュニケーションは忘れずに。
言語的コミュニケーションがとりづらい方でも、想いは伝わります。
訪問介護で働く上での注意点
訪問介護で働く上での注意点はいくつかありますので説明していきます。
- これまで説明してきた接遇マナーを大切にしていく。
- ご利用者様の基本情報を収集しておく(ご利用者様の嫌なことや好きなことなど)
情報があると、サービスに入りやすいです。 - ご自宅までの道順を覚える
- 訪問介護でヘルパーとして働くということは基本的に一人でサービスを行います。
そのため、事業所の管理者やサービス提供責任者にご利用者様の状況や変化についてしっかり報告・連絡・相談をする必要があります。 - サービス提供後にしっかり記録を記載し、サインをもらう。
- 訪問介護にはできることできないことがありますのでそれらをしっかり理解する
できることできないことについてまとめているのでそちらも参考にしてください。
まとめ
訪問介護にかぎらず、介護の仕事には接遇マナーはとても大切なものです。
相手を尊重し、相手の立場になって考えることができれば、マナーはしっかり身につきます。
\訪問介護事業所をお探しの方、スキマ時間を有効に使いたい方必見/