登録ヘルパーの収入はどれくらい?収入アップの方法も紹介します
登録ヘルパーは掛け持ちしても良い?掛け持ちをする3つのメリットとは希望する時間に働く事ができ、融通の効く仕事として働きやすい登録ヘルパーの仕事。
今回「みーつけあ」ではそんな登録ヘルパーの収入についてご紹介していきます。
また、登録ヘルパーの収入アップに関する方法や、キャリアアップも視野に入れた選択肢についても、一緒に話していきましょう。
登録ヘルパーの収入相場について
引用:https://www.photo-ac.com/
特殊な雇用形態として認知されている登録ヘルパーですが、その収入は仕事内容や引き受ける件数によって大きく異なってきています。
ここからは登録ヘルパーの収入以外にも、正社員やサービス提供責任者の収入も一緒にご紹介していきます。
登録ヘルパーの収入
登録ヘルパーには主に二つの仕事があります。
掃除や料理、買い物代行といった「生活援助」、そして排泄介助、入浴介助などの「身体介護」の2種類です。
生活援助の時給相場は¥1,200〜¥1,500と言われていて、身体介護に関しては直接利用者に触れる責任の重さから、時給相場は¥1,500〜¥2,000と言われています。
また、登録ヘルパーの仕事は一件ずつ時給換算されるため、移動時間や待機時間は基本的に時給が発生しない仕組みになっています。
その分、交通手当という形での支給はあるようですが、対応の有無や金額に関しては各事業所によって大きく異なってきます。
収入も働き方によって大きく異なってきますが、そのほとんどは扶養控除対象内となる10万円前後が多く、中には、月に48万円も稼いだという事例もあるようです。
▼収入についての記事はこちら
>>登録ヘルパーは本当に稼げるのか?時給の平均値や高時給の理由について
正社員(常勤ヘルパー)の収入
正社員の場合、経験年数によっても収入は変動してきますが、訪問介護事業所の平均給与額は約29万円程度の相場となっています。
登録ヘルパーのように時間の融通は効かず、主には常勤としての勤務体制になりますが、収入に関しては安定しているのが正社員の特徴ともいえます。
サービス提供責任者の収入
サービス提供責任者は利用者の方々により質の高いサービスを提供するために、ヘルパーとしてだけではなく管理業務も担う通称「サ責」と呼ばれる立場となっています。
その収入は約38万円程度の相場となっていて、責任と共に給与も高く、やりがいもある仕事となっています。
※厚生労働省が算出している平均給与額は「基本給(月額)+手当+一時金(4~9月支給金額の1/6)」となっているため、ボーナスが含まれています。
登録ヘルパーの収入を上げるためにできること
引用:https://www.photo-ac.com/
登録ヘルパーはその特殊な働き方により「収入が安定しない」という悩みを抱える方も多い仕事とも言えます。
より安定した給料を稼ぐには様々な方法がありますが、本記事でもその一部をご紹介していきましょう。
より時給の高い事業所を探す
時給や手当は各事業所によってまちまちです。
「同じ地域なのにちょっと場所を変えただけで全然待遇が違った!」という事例もあります。
時給以外にも、対人関係や環境の馴染み方も事業所選びには欠かせない要因ではありますが、そもそも時給に納得がいかないということであれば、いくつか他の事業所にも目を通してみるといいかもしれません。
掛け持ちをする
どうしても時間の融通を効かせたいという方にとって、正社員として常勤するのは難しい場合もあるでしょう。
そんな方で特に多いのが、他の事業所を掛け持つという方法です。
やはり一つの事業所では思うようにシフトが組めず、待機時間が長くなったり、場合によってはキャンセルで仕事がなくなるといったケースもあるようです。
掛け持ちをすることで働ける件数に保険をかけたり、状況に合わせて給料調整をしている方は案外多くなっています。
▼登録ヘルパーの掛け持ちに関してはこちら
>>登録ヘルパーは掛け持ちしても良い?掛け持ちをする3つのメリットとは
早朝や夜勤なども視野に入れる
あまり件数は増やせないけど、少しでも給料を上げたいという場合には、加算対象となる早朝や夜勤を検討してみるという方法もあります。
地域によっても異なる可能性はありますが、基本的には朝8時より前、そして夕方18時以降の勤務では25%増となっています。
また、深夜の場合なら50%増と大幅な時給アップも見込めるため、状況に合わせて検討してみるといいでしょう。
身体介護に関しても積極的に働きたいと希望する方は少ないため、事業所との交渉次第では給料アップにつなげる事ができるかもしれません。
キャリアアップを目指してみる
もし介護業界で今後も積極的に働いていきたいと考えているのであれば、登録ヘルパーの仕事だけに拘らず、他の資格を取ってみるのもいいでしょう。
特に、介護の世界でも強力な資格となっている「介護福祉士」や、「実務者研修」などの資格を取得する事で、給与アップや優遇の可能性も広がります。
また、これらの資格はサービス提供責任者になるためには必須の資格にもなっているので、後々の環境の変化で「登録ヘルパー以上に活躍していきたい」と思った際にも選択肢が広がります。
介護業界で生きていきたいなら、最も現実的な方法とも言える
実務者研修は20科目(450時間)と、かなり大変な内容であるため「そんな時間はない…」と懸念される方も多いかもしれません。
しかし、純粋に給与アップや将来性を見据えるという意味では、非常に現実的な方法とも言えるので、検討してみる価値は大いにあるでしょう。
まとめ
引用:https://www.photo-ac.com/
今回「みーつけあ」では登録ヘルパーの収入を正社員、サービス提供責任者の収入と一緒に紹介し、収入の上げ方についてもいくつか紹介してきました。
働き方は年々状況により異なってくるものです。
登録ヘルパーとしての収入に不満があるようなら、そのスキルを活かしたスキルアップも視野に入れて、仕事の選択肢を増やすことで解決できることもあるかもしれません。
本記事が収入アップの選択肢として参考になれば幸いです。