訪問ヘルパーの方必読!災害時の対応方法について徹底解説!
訪問ヘルパーにとって、災害時に適切な行動を取ることも、仕事内容の一つとなります。
しかし、現役で訪問ヘルパーをやっている方で、災害時の対応を理解している方は少ないです。
今回「みーつけあ」では、訪問ヘルパーの災害時の対応について紹介していきます。
災害時に慌てることなく適切な対応ができるように、ぜひこの記事をご参考いただければ幸いです。
訪問ヘルパーが対応するべき災害とは?
引用:https://www.photo-ac.com
「訪問ヘルパーが対応するべき具体的な災害とはなにか?」と悩んでいる方は多くいるかと思います。
訪問ヘルパーの災害は、主に下記4つです。
- 台風
- 積雪
- 地震
- 大雨
訪問ヘルパーの業務中に上記のような災害が発生したら、利用者の安全を第一に考えて行動をする必要があります。
また、いつ災害が起きても良いように、災害対策をして被害を最小限に抑えることも重要です。
訪問ヘルパーの業務中に災害が起きた場合、利用者の安全を第一に考えて行動することは、業務の一環だということを覚えておきましょう。
訪問ヘルパーの災害時の対応手順
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災害時の対応手順を覚えておくことで、利用者の安全を第一に考えて適切に行動することができるようになります。
しかし、現役の訪問ヘルパーでも災害時に適切な対応ができない方は少なくありません。
ここからは、具体的な災害時の対応手順について3つ紹介していきましょう。
- 安否確認
- 情報収集と連絡
- 避難
安否確認
災害が発生して訪問ヘルパーが最初にすることは、利用者の安否確認です。
具体的な安否確認方法として、利用者の自宅にいればその場で安否確認をすることができます。
他の利用者の安否確認をする場合には、ご家族や利用者に電話をしたり、直接自宅を訪問することで安否確認が可能です。
また、災害などの緊急時に使用する「緊急通報装置」をあらかじめ自宅に備えることで、緊急時にすばやく対応することができます。
情報収集と連絡
災害の種類や状況、規模などの情報収集を行わないと、最適な対応ができない可能性があります。
災害時にはしっかりと情報収集を行いましょう。
また、事業所に連絡をして情報を共有することで、スムーズに対応することができます。
具体的な情報収集と連絡方法については、下記の通りです。
- テレビ
- ラジオ
- 新聞
- 固定電話
- 携帯電話
- インターネット
- FAX
災害の状況によって、通信回線が切れてしまった場合は、災害用伝言サービスや防災行政無線、消防救急無線などを利用することで、情報収集と連絡を行うことができます。
避難
訪問ヘルパーは、災害時に利用者を避難させることも業務の一つです。
基本的に災害時は、市町から避難準備情報が出ます。
その前に緊急的に避難しなければ行けない状況の場合は、安全と思われる避難場所や避難経路を選ばなければいけません。
また、自宅から避難をする際には、ブレーカーを落としたり、燃えやすいものをしまうなどの配慮が必要です。
訪問ヘルパーの災害時の対応
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訪問ヘルパーの災害時の対応については、災害の種類によって様々です。
例として、下記3つの災害の対応方法が挙げられます。
- 大雨
- 台風
- 地震
それぞれの災害の際の対応について、具体的に紹介していきます。
いざという時に慌てないためにも、あらかじめ理解しておきましょう。
大雨の際の対応
大雨は、短時間に狭い範囲で激しい雨が降るため、がけ崩れや川の氾濫、住宅の浸水などの被害が考えられます。
対応として、早い段階から災害情報を聞きながら自主的に避難することが重要です。
また、できるだけ頑丈で高い建物に避難することで、洪水や土砂崩れの被害を回避することができます。
台風の際の対応
台風は、強風や高波による被害が考えられます。
風で飛ばされそうな物は飛ばされないように固定をして、窓や網戸は鍵をかけて補強をするのがおすすめです。
台風の規模にもよりますが、早めに利用者と一緒に公民館や学校などの避難場所に移動をするのも良いでしょう。
避難場所に移動する際には、持ち物を最小限にして、両手が使えるようにすることで、移動時の転倒を防ぐことができます。
さらに、断水の恐れもあるため、あらかじめ自宅に飲料水を確保したり、浴槽に水を貯めて生活用水を確保しておきましょう。
地震の際の対応
地震はいつ起こってもおかしくない災害です。
あらかじめ対策をしておきましょう。
具体的な地震対策として、家具が転倒しないように壁に固定して、寝室にはなるべく家具を置かないようにしましょう。
先ほど紹介した台風同様に、断水の恐れがあるため、あらかじめ飲料水や食料品を常備することをおすすめします。
訪問ヘルパーの災害対策
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実際に災害が発生した時に被害を最小限におさえるためには、訪問ヘルパーがあわてずに適切な行動を取ることが重要です。
本記事では、下記3つの災害対策を紹介していきます。
- 周辺地域の災害マップを理解しておく
- 災害時の担当分担を決めておく
- 地域とのつながりを日頃から作る
周辺地域の災害マップを理解しておく
災害マップとは、災害が起きた時に想定される被害状況や避難場所などの詳細が記載されている地図のことを指します。
名称を「ハザードマップ」と呼ぶこともあります。
地域によって地理や気候が異なるため、利用者が住んでいる災害マップをあらかじめ確認しておきましょう。
最近ではスマートフォンやパソコンでも災害マップを確認することができます。
常日ごろから災害マップの見方や使い方を把握して、災害に備えることが大切です。
災害時の役割分担を決めておく
災害時の役割分担を決めておくと、効率よく利用者を避難させることができ、被害を最小限に抑えることができます。
災害発生時には、通常の業務と異なる対応が求められます。
職員の役割分担表を作成することで、災害時にスムーズな行動を取ることが出来るでしょう。
また、災害が発生した際に全体を把握するための代替責任者を決めるのもおすすめです。
責任者が不在になった場合、代替責任者も決めておくことで、あわてずに行動することが可能です。
地域とのつながりを日頃から作る
地域とのつながりを日頃から作ることで、災害時に連携をすることができ、被害を最小限に抑えることが可能です。
具体的に地域とのつながりを作る方法については、下記が挙げられます。
- 交流会を開く
- 地域災害対策講習を行う
- 訪ねてみる(顔合わせ)
地域には、自治会や町内会、ご近所同士のお付き合いなどさまざまな方とつながりがあります。
災害時には、お互いが協力して助け合える関係性を日頃から作ることを意識することが大切です。
まとめ
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今回「みーつけあ」は、訪問ヘルパーの災害時の対応について紹介してきました。
紹介した内容は、あくまで災害時の基本的な対応方法です。
災害状況によっては、臨機応変に自分で考えて対応する必要があります。
あわてずに冷静に行動して、被害を最小限に抑えましょう。
また、日頃から地域住民とコミュニケーションを取ることを意識して、災害時には協力できる関係性を築いていくことも大切です。
ぜひ、今回紹介した災害時の対応方法を参考に、災害対策を検討してみてはいかがでしょうか。