訪問ヘルパーの方必読!台風時の対応から対策まで徹底解説!
「台風時は、どのような対処をすればいいの?」と、悩んでいる現役の訪問ヘルパーの方は多くいるかと思います。
そこで、今回「みーつけあ」では、訪問ヘルパーの台風時の対応方法と対策について、具体的に紹介していきます。
台風時でも慌てずに適切に行動ができるように、ぜひ参考にしてみてください。
訪問ヘルパーが台風で対応するべきこと
引用:https://www.photo-ac.com
台風時の適切な対応方法を理解しておくことで、利用者の安全を確保することができます。
具体的に、下記4つが挙げられます。
- 避難場所の確認
- 施設内の点検
- 職員体制の確保
- 利用者の安否確認
それぞれの対応方法について紹介していきます。
避難場所の確認
台風時は利用者を安全に避難させるために、避難場所の確認が必要です。
各市町村では、基本的には災害時の避難場所を定めています。
あらかじめ市町村のホームページなどを、確認するようにしましょう。
また、避難場所に向かう経路については、以下のような場所は避けるように、周囲に目を配る必要があります。
- 古い建物
- ガラス張りのビル
- ブロック塀
- 河川
台風が発生してからではなくて、日頃から地域防災活動に積極的に参加することをおすすめします。
施設内の点検
台風発生時に施設内の点検を行うことで、被害を最小限に抑えることが可能です。
具体的な施設内の点検方法については、ガラスが飛散しないように飛散防止フィルムが貼られているか、プロパンガスボンベが転倒しないように固定されているかなどの、施設内の点検を行う必要があります。
また、台風などの災害に備えて、施設内にはあらかじめ「災害設備チェックシート」などを作成しておきましょう。
いざという時でも、慌てずに施設内の点検を行うことができます。
職員体制の確保
災害時の体制を決めておくことで、効率良く利用者の対応ができます。
さらに、被害状況を素早く確認することが可能です。
職員体制の確保は、事業所によって多少異なります。
訪問ヘルパー間で連絡が取り合える連絡表を作成して、緊急時の指示をする人の役割をあらかじめ決めておきましょう。
また、災害時に移動が困難で支援が必要な利用者については、ホットラインの確保や指定避難場所へ連れて行くことが重要です。
利用者の安否確認
訪問ヘルパーは台風などの災害時に、利用者の安否確認を行うことも業務の一部です。
利用者やそのご家族には、緊急連絡先を教えておくことで、災害時に安否確認を行うことができます。
また、災害時安否確認利用者リストや災害マニュアルなどをあらかじめ作成しておくことで、スムーズに対応することが可能です。
訪問ヘルパーがやるべき台風対策
引用:https://www.photo-ac.com
台風は、毎年のように起こる自然災害の一つです。
利用者の安全を確保するために、訪問ヘルパーとしての台風対策をあらかじめ理解しておきましょう。
具体的な台風対策については、主に下記3つが挙げられます。
- 利用者訪問のスケジュール調整
- 災害アプリを利用する
- 防災グッズを用意しておく
それぞれの台風対策について紹介していきます。
現役の訪問ヘルパーの方はぜひ参考にしてみてください。
利用者訪問のスケジュール調整
台風時は、生命に危険がある場合の緊急時を除いて、基本的には訪問日をずらすような対策が必要です。
台風が来る前日に、利用者の自宅に「明日の自宅訪問は台風で危険なため、訪問ができません」と、あらかじめ伝える必要があります。
また、訪問ヘルパーは台風時の災害時にそなえて、利用者の食料をあらかじめ準備しておきましょう。
そうすれば、自宅訪問が出来ない間でも、利用者は食事を取ることが可能です。
災害アプリを利用する
台風は、いつ起こるのかわかりません。
訪問ヘルパーはもちろん、利用者やご家族にも災害アプリを利用して最新の災害情報を取り入れる必要があります。
災害アプリの選び方については、下記3つのポイントを意識しましょう。
- 操作がシンプル
- 情報の信頼性が高い
- 防災情報が豊富
上記のように、災害アプリは災害時の情報収集に役立ちます。
あらかじめ、アプリをダウンロードしておきましょう。
防災グッズを用意しておく
台風対策として防災グッズをあらかじめ用意しておくことで、被害を最小限に抑えることができ、利用者に安心感を与えることができます。
具体的に、下記のような災害グッズを用意しておくことがおすすめです。
- 災害トイレ
- アルミ製保温シート
- 非常用飲料水
- 非常食・保存食
- アウトドア用の万能ナイフ
台風は突如として発生するため、あらかじめ対策をする必要があります。
上記の災害グッズを、早めに買い揃えておきましょう。
訪問ヘルパーの台風時の対応事例
引用:https://www.photo-ac.com
「訪問ヘルパーの台風時の対応が知りたい」と思っている方は多いかと思います。
実際に、台風時の対応を知っておくだけでも、いざという時に役に立つ知識を増やすことが可能です。
ここでは、2つの事例について紹介していきます。
事例1:自宅待機
事業所によっては、台風が発生して大雨警報や暴風警報が発令された場合には、事業所から自宅待機の連絡が来ます。
例として、台風で特別警報が発令された際に、「事業所から宅待機解除連絡があるまで、なるべく自宅から出ないように」と、連絡が入ります。
このように、訪問ヘルパーは業務中の半分が移動になる場合があります。
台風のときは緊急時を除いて、自宅待機が多いです。
事例2:柔軟にシフト対応
訪問ヘルパーは、事業所に寄ってからそれぞれ担当している利用者の自宅に向かいます。
その際に、通勤が電車やバスだと台風時に交通機関が止まってしまうかもしれません。
その場合、徒歩や車などで移動ができる訪問ヘルパーにシフトの依頼を行います。
事業所によっては、台風・大雨・雪などの天候が悪い日に出勤が必要な場合には、別途手当が貰える事業所もあるようです。
また、台風時に出勤をする際には、強風で転倒する危険があります。
普段の移動時間より余裕を持って行動するように心がけましょう。
まとめ
引用:https://www.photo-ac.com
今回「みーつけあ」では、訪問ヘルパーの台風時の対応について紹介しました。
台風時の対応方法と対策については、事業所によって異なる場合があります。
あらかじめ確認をしておきましょう。
また、台風時の対策については利用者のスケジュール調整はもちろんですが、災害アプリや防災グッズを準備することで、被害を最小限に抑えることができます。
ぜひ、今回紹介した記事を参考にして、台風時でも慌てずに行動していきましょう、