訪問ヘルパーの仕事内容を解説!どんな働き方をしているの?
「訪問ヘルパーとして働きたい!」
このように思ったとき、仕事内容や他の介護現場との違いが気になりますよね。
また、転職を考えているなら事前に内容を把握して後悔を避けたいはずです。
今回「みーつけあ」では、訪問ヘルパーの仕事内容や給料を解説します。
さらに、他の介護現場との違いにも触れ、今までの働き方と比較できます。
まずは、訪問ヘルパーの概要から確認してみましょう。
1.そもそも訪問ヘルパーとは?
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訪問ヘルパーとは、訪問介護を行う介護士を指します。
他の呼び方では、ホームヘルパーやハウスヘルパーなどともいわれますね。
しかし、どれも正式名称ではありません。
介護保険法における訪問ヘルパーの正式名称は、訪問介護員。
正式名称を知ると、求人探しでも役立つので覚えておきましょう。
「でも、資格の名前にはホームヘルパー2級とかあるよね?」
少し知識のある人なら、こんな疑問が浮かぶかもしれません。
では、訪問ヘルパーになるために必要な資格も見ていきましょう。
訪問ヘルパーに必要な資格
介護業界は、無資格・未経験でも働けることも多いですが、訪問ヘルパーは違います。
訪問ヘルパーになるためには、以下の資格のうちいずれかの取得が必要です。
- 介護職員初任者研修
- 介護職員実務者研修
- 介護福祉士
かつて存在していたホームヘルパー2級という資格は、2013年の介護保険法改定で介護初任者研修に統合されました。
そのため、ホームヘルパー2級を持っているなら、初任者研修を新たに取得する必要はありません。
もし持っていないなら、取得ハードルが低めの初任者研修だけでも取得しておきましょう。
ここまで、訪問ヘルパーをするなら知っておきたい概要の説明をしてきました。
正式名称と必要な資格は、ある程度理解できたのではないでしょうか。
次は、多くの人が気になる仕事内容を解説するので参考にしてみてください。
▼関連記事はこちらから。
>>訪問ヘルパーとは?仕事内容・資格・給料・評判などを一挙公開!
2.訪問ヘルパーの仕事内容を確認!
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訪問ヘルパーとして働くことを考えれば、仕事内容は把握しておきたいですよね。
他の介護現場との違いをわかりやすく、以下2つに分けて解説します。
- 身体介護
- 生活援助
いざ働くとき分類に迷うことがないように確認しておきましょう。
内容1.身体介護
身体介護とは、読んで字のごとく利用者の方の身体に触れて行う介護を指します。
内容を確認してみると、行う業務自体は他の介護施設と大きな違いはありません。
具体的には以下の通りです。
- 排泄介助
- 食事介助
- 清拭
- 入浴介助
- 服薬介助
- 自立支援の見守り
身体介護の内容を見てみると、どれも介護の知識が求められるものばかりです。
どれも介護の技術が必要なため、資格が求められるという点にも納得できますね。
次は、生活介助を確認してみましょう。
内容2.生活援助
生活介助では、利用者の方が自立した生活を送れるように支援をすることを目的としています。
内容は以下の通りです。
- 掃除
- 洗濯
- ベッドメイク
- 調理
- 生活必需品の買い物
調理や買い物も業務内容に含まれるのは、意外に思えるかもしれませんね。
このような業務は、利用者の方やご家族に依頼された場合のみ行います。
日常生活の補助的な意味が強い生活援助ですが、利用者の方の暮らしを全て管理するものではありません。
生活援助も介護の一環として、自宅での生活をより過ごやすくするためのものと考えましょう。
ここまで、仕事内容について見てきました。
しかし、なぜ明確に仕事内容が決められているのか不思議に思えませんか?
その疑問の先には、訪問介護ならではの理由があります。
▼関連記事はこちら。
>>訪問ヘルパーのサービス内容とは?できること・できないことをまとめて紹介
3.訪問ヘルパーの仕事内容はケアプランで決められる
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介護保険法を活用する介護では、必ずケアプランが決められています。
ケアプランは、適切な介護サービスを行うためにケアマネージャーが作成。
そのサービス内容とそれにかかるコストを、単位として利用者と保険制度を運営する市町村に提示します。
そのため、訪問ヘルパーの仕事内容もケアプランに沿ったものでなければいけません。
ここまでは、他の介護現場と訪問介護に違いはありません。
訪問介護が他の介護と異なる点は、時間制限です。
訪問介護はサービスの時間で単位が決められる
訪問介護以外のサービスでは、利用者の生活を全て介護する形で単位を決めています。
しかし、訪問介護では自宅に訪問ヘルパーが向かうため、サービスの時間で単位が決められるのです。
つまり、ケアプランから外れたり、規定時間以上の業務を行ったりすると、保険適用外の料金になってしまいます。
保険適用外の料金は、利用者の方に別途請求しなければいけません。
さらに、介護保険適用の負担額は2割ですが、保険適用外では全額負担になってしまいます。
具体的な金額でいうと、本来の負担額が1,000円のサービスは5,000円まで膨れ上がるのです。
このようなことが続けば、利用者の方の不満につながります。
保険適用外の業務にならないように、ケアプランに沿った時間と内容で業務を行うようにしましょう。
訪問ヘルパーがケアプランに基づいた仕事内容をする理由を見てきました。
このような点は、介護施設で働いているとイメージが付きにくい部分かもしれませんね。
もっと想像しやすいように、訪問ヘルパーの1日の仕事内容を確認してみましょう。
4.訪問ヘルパーの1日のスケジュールを見てみよう!
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訪問ヘルパーが、どのようなスケジュールで活動しているのか以下の表にまとめています。
あくまで一例ですが、確認してイメージを膨らませてみましょう。
時間 | 行動 | 内容 |
8:00~ | 出勤 | 出勤後、訪問の確認や準備 |
9:00~ | 移動 | 1件目のお宅に向かう |
9:20~10:30 | 身体介護 | 排泄・着替え介助 |
10:30~ | 移動 | 2件目のお宅に移動 |
11:00~12:00 | 生活援助 | 昼食を作る・台所の掃除 |
12:00~ | 休憩・移動 | ヘルパーの昼食休憩後、3件目に移動 |
13:30~14:30 | 身体介護 | 入浴介助 |
14:30~ | 帰社 | 一旦事務所に戻り、報告書作成 |
15:30~ | 移動 | 4件目のお宅に移動 |
16:00~17:00 | 生活援助 | 生活必需品の買い物・掃除 |
17:00 | 業務終了 | この日は直帰 |
表の内容を確認すると、訪問ヘルパーが1日に数件の利用者のお宅を回っていることが分かりますね。
お昼ご飯は外出先で食べたり、事業所で食べたりします。
さらに、訪問ヘルパーには直行直帰が認められていることも多いです。
最後の訪問先が家に近い場合は、早く帰宅できますね。
具体的な仕事内容を見ると、働くイメージもつきやすくなります。
次は働く上で欠かせない、給料を確認しましょう。
5.訪問ヘルパーの給料はどれくらい?
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訪問ヘルパーとして働くときの給料は気になりますよね。
他の介護施設で働いたときと、どれくらいの差があるのでしょうか
ここでは、以下の2つに分けて確認します。
- 訪問ヘルパーの月給
- 訪問ヘルパーの時給
それぞれ見てみましょう。
給料1.訪問ヘルパーの月給
まずは、訪問ヘルパーの月給から確認してみましょう。
紹介する数値はあくまで平均のため、事業所ごとの給料差がある点にご注意ください。
令和2年に行われた厚生労働省の調査結果によると、訪問ヘルパーの平均月給は283,220円。
サービス管理責任者の平均月給が、320,510円でした。
役職 | 平均月給(単位:円) |
訪問ヘルパー | 283,220 |
サービス管理責任者 | 320,510 |
管理職になると、約4万円月給があがります。
訪問ヘルパーで昇給したいときは、昇進を視野に入れる必要がありそうですね。
次に、介護業界と訪問ヘルパーの平均を見比べてみます。
介護業界全体のひと月の平均給料は315,850円でした。
ここまで、紹介した訪問ヘルパーの月給を全体の平均にすると301,865円。
平均月給(単位:円) | |
介護業界全体 | 315,850 |
訪問ヘルパー | 301,865 |
訪問ヘルパーと全体の差 | 13,985 |
全体平均と比べたとき、訪問ヘルパーの月給は約1万円低い結果になりました。
しかし、これはあくまでも平均。
事業所によっては、平均以上の給料の場合もあります。
収入と働き方のバランス考えながら、自分にあった職場選びをしましょう。
給料2.訪問ヘルパーの時給
訪問ヘルパーでは、時給制の登録ヘルパーという働き方もあります。
登録ヘルパーとは、事業所に働きたい日時を指定して仕事をする形態ですね。
ある程度自由が利く働き方であるため、子育て中でスキマ時間を活用したいときに役立ちます。
それでは、気になる訪問ヘルパーの時給を確認してみましょう。
訪問ヘルパーが時給で働いた場合、平均で1,260円でした。
介護業界全体の時給平均は、1,110円です。
内容 | 時給(単位:円) |
訪問ヘルパー | 1,260 |
介護職全体 | 1,110 |
訪問ヘルパー時給が全体平均を上回った差 | +150 |
訪問ヘルパーの時給は、介護職全体より150円高いことが分かりますね。
つまり、正社員以外の雇用形態で働く場合は、他の介護現場より効率よく稼げます。
家事や育児をしながら働きたい人にとっては、良い条件の仕事かもしれません。
6.訪問ヘルパーになるなら「みーつけあ」
画像元:https://workers.meetscare.jp/users
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まとめ
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訪問ヘルパーの仕事内容はいかがでしたでしょうか?
転職を考えるなら、仕事内容を把握することは大事ですね。
1日のスケジュールを確認して、具体的に働く姿がイメージできたはずです。
直行直帰が可能な点は、魅力的に思えます。
給料面から考えても、これまでと変わらないか、それ以上のメリットがあるかもしれません。
もし、前向きに訪問ヘルパーを目指すなら、みーつけあをぜひご利用ください!