介護ヘルパーとはどんな仕事?【仕事内容や必要な資格を紹介】
「介護ヘルパー」と聞いて、どのような仕事か正確に答えられる人は少ないのではないでしょうか?
そこで今回「みーつけあ」では、介護ヘルパーの仕事内容について詳しく解説していきます。
最後まで読んでいただければ、どんなサービスを提供するのかはもちろん、平均給与や必要な資格がわかりますよ。
介護ヘルパーとはどんな仕事?
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まずは厚生労働省のホームページを参考に、介護ヘルパーの仕事内容を見ていきましょう。
訪問介護は、利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、訪問介護員(ホームヘルパー)が利用者の自宅を訪問し、食事・排泄・入浴などの介護(身体介護)や、掃除・洗濯・買い物・調理などの生活の支援(生活援助)をします。通院などを目的とした乗車・移送・降車の介助サービスを提供する事業所もあります。
まとめると、利用者の自宅にヘルパー(介助者)が訪問し、日常生活のサポートを行う仕事です。
訪問介護は介護保険法によって定められているサービスです。そのため保険適用内のサービスであれば、利用者は自己負担額1割で受けられます。
利用料が安くなるのに加えて高齢化の影響もあり、需要が増えている仕事といえますね。
介護ヘルパーの主な仕事内容
ここからは介護ヘルパーの具体的な仕事内容をみていきましょう。
介護ヘルパーの仕事は大きく分けて3種類あります。
- 身体介護…利用者の身体に直接触れて行う介護
- 生活援助…家事を中心とした、身の回りのサポート
- 通院介助…病院への送迎といった、通院のサポート
「身体介護」は食事介助、入浴介助、排せつ介助、移動・移乗介助、着替え、服薬介助などが該当します。
「生活援助」は買い物代行、調理、洗濯、部屋の掃除、薬の受け取りなど家事が中心です。
「通院介助」では車を運転して病院への送迎や、受信時の手続きを代行します。
なお、上記に該当しないサービスを受けたい場合は、「介護保険適用外のサービス」を利用することになります。全額自己負担でサービスを受けることが可能です。
窓ふき、草むしり、日帰り旅行の付き添いなど多様なニーズに応える自費サービスもあり、業務の幅は広がっています。
介護ヘルパーの給料は?
厚生労働省の「介護労働の現状」によると、介護ヘルパーの月給平均は「220,040円」です。
なお施設の介護職員は「219,900円」で、産業全体の月給平均は「304,300円」でした。
施設はデイサービスやデイケアを含み、夜勤手当がない施設を含むので月給平均が低めになったと考えられます。
介護ヘルパーに必要な資格
介護ヘルパーに役立つ資格は以下のとおりです。
- 介護職員初任者研修
- 介護福祉士実務者研修
- 介護福祉士
「介護職員初任者研修」は、介護のスタート資格とも呼ばれています。未経験の方が最初に取得できるよう、基本的な介護知識・技術を学べるのが特徴です。
初任者研修の次に取得を推奨されているのが「介護福祉士実務者研修」であり、(初任者研修のカリキュラムに加えて)医療的なケアを学べます。
介護福祉士は介護業界で唯一の国家資格です。介護のプロフェッショナルとして専門的な知識・技術を要しているのはもちろん、リーダーシップも求められる資格ですね。
介護ヘルパーとして正社員になるには、紹介した資格の所持が要件となる場合が多いです。特に身体介護を行う際は、初任者研修以上が必須となります。
資格の取得方法は?
介護職員初任者研修・介護福祉士実務者研修を取得するには、民間企業が運営する資格研修を修了する必要があります。
また介護福祉士の取得方法は、大きくわけて「養成施設ルート」「福祉系高校ルート」「実務経験ルート」の3種類があります。
国が定める専門学校や高校を卒業した上で国家試験に合格、もしくは介護従事者として実務経験を3年積み、国家試験に合格するというルートになります。
学費や時間的な余裕を踏まえ、自分に合ったルートを選択しましょう。
介護ヘルパーのメリット・デメリット
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ここからは介護ヘルパーのメリット・デメリットを紹介していきます。
介護ヘルパーのメリット
介護ヘルパーのメリットは「1対1のケアができること」です。
複数人を対応する施設介護と違い、訪問介護ではマンツーマンでサービスを提供できます。そのためより利用者の気持ちやニーズに応えやすくなりますよ。
また非正規雇用の場合は、時間の融通を利かせやすいのも魅力です。「空いた時間にのみ訪問する」というのも可能で、主婦や兼業の方でも働くことができます。
介護ヘルパーのデメリット
介護ヘルパーのデメリットは「移動が必要」ということです。
次の訪問先へ移動する際、自転車や公共交通機関を利用して移動する必要があります。気候や距離によっては体力を消耗しやすく、悪影響を及ぼす可能性もありますね。
また移動時間が給料に換算されないケースがあったり、夜勤手当がなかったりと、給料面のデメリットにも注意が必要です。
介護ヘルパーになるには?
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介護ヘルパーになるには、以下の方法があります。
- 介護資格を取得する
- インターネットや求人誌から応募
- 転職エージェントからの紹介
- 知人の紹介
介護資格の取得は必須です。
資格取得後に転職サイトや求人誌、転職エージェント等を活用して事業所を探すのが一般的な流れになります。
▼さらに詳しく知りたい人は、以下の記事もご参考ください。
>>介護ヘルパーになるには?最短ルートを解説【必要資格や業務内容も】
まとめ
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介護ヘルパーは利用者の日常生活をサポートし、生活を豊かにする仕事です。
必要資格やメリット・デメリットを押さえたうえで、介護系の他職種と比較しながら就職・転職を検討してみてください。