介護ヘルパーのバイトを始めるメリット・デメリットは?【給料目安も紹介】
介護ヘルパーのバイトは時給が高く、「始めてみようかな…」と興味を持つ方が多いのではないでしょうか?
業務内容にも寄りますが、実際に介護ヘルパーの時給は高いです。人手不足のため未経験でも飛び込みやすく、時間のある学生や主婦に向いています。
そこで今回「みーつけあ」では、介護ヘルパーのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。
最後まで読んでいただければ、介護ヘルパーの時給目安がわかりますよ。
介護ヘルパーのバイトを始めるメリット3選
まず始めに、介護ヘルパーのバイトを始めるメリットを、3つ紹介していきます。
2. 家事スキルがアップする
3. 有資格者の場合は給料が高い
介護ヘルパーならではの魅力を理解し、バイトを始める際の判断材料にしてみてください。
メリット1.就職・転職活動で役立つ
介護ヘルパーのバイトを始めるメリット1つ目は、「就職・転職活動で役立つこと」です。
介護業界は高齢化の影響で、今後ますます需要は増していくと予想されています。
実際に、厚生労働省の「訪問介護・訪問入浴介護」による資料では、訪問介護員の有効求人倍率は2019年度時点で15.03倍というデータもあります。
介護経験があれば有利に就職・転職活動を進められるでしょう。
また介護ヘルパーとしてバイトする際に資格を取得すれば、将来「資格手当」として給料アップを図れるのも魅力です。
メリット2.家事スキルがアップする
介護ヘルパーのバイトを始めるメリット2つ目は、「家事スキルの向上」です。
訪問介護の仕事は、「調理・洗濯・買い物・掃除」といった家事サポートが多いです。そのため自然と家事スキルが向上し、プライベートでも役立ちます。
とくに高齢者の方は家事の経験歴が長いため、スムーズに家事を行うコツを教えてもらえることもありますよ。
メリット3.有資格者の場合は時給が高い
介護ヘルパーのバイトを始めるメリット3つ目は「(有資格者のみ)時給が高いこと」です。
一定の介護資格を取得していれば行える「身体介護」では、時給が1,500~2,000円を超えることもあります(地域差あり)。
加えて…
- 資格手当
- 移動手当
- 介護職員処遇改善加算手当
…などの諸手当が上乗せされることもあり、他業界のアルバイトと比べても高時給になる可能性はありますね。
介護ヘルパーのバイトを始めるデメリット3選
続いて、介護ヘルパーのバイトを始めるデメリットは以下の3つです。
2. 急なシフト変更がある
3. 腰への負担が大きい
それぞれ詳しくみていきましょう。
デメリット1.移動がきつい
介護ヘルパーのバイトを始めるデメリット1つ目は、「移動の多さ」です。
介護ヘルパーは「訪問介護員」「ホームヘルパー」などの別称にもあるように、利用者の自宅を直接訪問する仕事です。
そのため、利用者宅の間で移動が発生し、自転車や公共交通機関を利用することになります。
夏場や冬場の移動は体力的にきついのですが、移動手当は数百円…といった単位になることが多いです。
デメリット2.急なシフト変更がある
介護ヘルパーのバイトを始めるデメリット2つ目は、「急なシフト変更」です。
訪問介護は慢性的な人手不足の影響で、パート・アルバイトの割合が多い仕事となっています。
さらに主婦や兼業で働く職員も多いため、シフト変更は起こりやすいといえるでしょう。
「明日入れない?」とお願いされる可能性は高いので、スケジュール管理能力が求められます。
デメリット3.腰への負担が大きい
介護ヘルパーのバイトを始めるデメリット3つ目は、「腰への負担」です。
食事介助、入浴介助、排せつ介助など、訪問介護では腰を曲げる動作が多いです。そのため、腰痛になるリスクが高く、若くして腰を痛めてしまうケースが多々あります。
うまく身体をかがめたり、買い物代行や調理など腰へ負担がかかりにくい業務を挟んだりと工夫しましょう。
介護ヘルパーのバイトの給料目安
介護ヘルパーのパート・アルバイト等の平均時給は「1,308円」です。
厚生労働省の「介護人材の確保と処遇の改善案について」を参考にすると、この時給は全産業の平均である1,004円と比較しても、かなり高い水準にあることがわかります。
とくに、専門性を有する身体介護業務は高時給です。早めに介護資格を取得し、業務に入れるよう努めましょう。
介護ヘルパーのバイトは高校生・大学生にオススメ
介護ヘルパーのバイトは高校生・大学生などの学生にもオススメです。
その理由は、「時間の融通がきく」「若くて元気な人材が求められている」からです。
訪問介護の仕事は「1時間で1業務」といった形で、都合の合うタイミングでシフトに入れます。そのため授業の合間に1時間だけ働くことも可能なのです。
また自転車での移動があるため、若くて体力のある職員は採用されやすいでしょう。
挨拶や敬語といった最低限のマナーを守り、面接に挑むことをオススメします。
介護ヘルパーのバイトは無資格でもなれる?
介護ヘルパーのバイトは、無資格では難しいです。
「生活援助業務」であれば働けることもありますが、多くは「介護職員初任者研修の取得」が必須条件になっています。
「介護職員初任者研修」とは、介護のスタート資格と呼ばれている介護資格です。
およそ3か月でゼロから介護の基礎知識・技術を学べます。
事業所によっては数万円の受講費用を負担してくれることもあるので、ぜひ資格取得を検討してみてください。
介護ヘルパーのバイトを始めるには
介護ヘルパーのバイトを始めるには、以下のような方法があります。
・求人誌から応募
・ハローワークに行く
・直接事業所に問い合わせる
・知人の紹介
高校生や大学生で未成年の場合は、採用時に親の承認が必要となります。そのため両親と相談しながら、複数の求人を比較検討してみてください。
無資格でも出来る介護の仕事とは?
資格がなくても出来る、主な介護の仕事例は以下のとおりです、
・送迎業務
・家事サポート(掃除、洗濯、調理補助、配膳など)
・レクリエーション
インターネットや求人誌を見る際は、「無資格可」のものを探しましょう。どのような仕事であれば無資格でもできるのか、理解が深まります。
まとめ
介護ヘルパーのバイトは高齢化の影響もあり、今後ますます需要が増していきます。
高校生・大学生のうちに介護バイトを経験すれば、就職活動では有利になるでしょう。
他にも家事スキルがアップしたり、高齢者とのコミュニケーションが社会勉強になったりするため、早いうちに経験するのはオススメです。