訪問看護
訪問看護とは?
介護度が要支援1~2、要介護1~5の方でご自宅で生活している利用者様宅へ看護師が訪問して病気やケガなどで医療的ケアが必要な方たちのケアを行うサービスです。
〇病状は安定していないが、在宅で暮らしたい
〇退院してすぐなので医療的なケアが必要
〇在宅で看取りたい
〇褥瘡処置をしてほしい
〇排便コントロールが薬ではできないので、浣腸や摘便をしてもらいたい
〇リハビリテーションを在宅でお願いしたい
など
医療的なケアを必要としている利用者様が在宅で安全、安心に暮らしていくために看護師のサポートは必要不可欠です。
ご本人、ご家族様が安心して暮らしていけるように看護師が医療的な面から在宅でサポートしていきます。
また、訪問看護として、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士がリハビリテーションを行うこともあります。
では訪問看護の基本的サービスについて説明していきます。
サービス内容
ご本人やご家族様の思いに沿った在宅療養生活の実現に向けて、
〇療養生活の相談
〇病状や健康状態の管理
訪問時にバイタルチェック(体温、血圧、脈、酸素飽和度 測定)し、利用者様の健康状態を数値からも確認 等
〇医療処置、治療上の看護
褥瘡の処置、バルーン交換、吸引、摘便、浣腸 等 医療ケアを実施
〇必要時には緊急訪問看護を提供できる体制
などがあります。
医療的ケアが必要な重度の方に対しては、主治医と連携を強化し、医療処置や医療機器の管理・指導も行っています。
最後まで、その人らしく生活を送ることができるように支援していきます。
費用は?
看護師と理学療法士、作業療法士、言語聴覚士とでは料金が変わります。
介護保険の自己負担額は基本的に1割負担です。(一定以上の所得がある場合は2~3割負担になります)
1割負担の利用者の場合
〇看護師の場合
30分未満
要支援1-2 448円 要介護1-5 467円
30分~1時間
要支援1-2 787円 要介護1-5 816円
1時間~1時間30分
要支援1-2 1080円 要介護1-5 1118円
〇理学療法士 作業療法士 言語聴覚士の場合
20分未満
要支援1-2 286円 要介護1-5 296円
これらの基本料金の他に加算がつきます。
〇緊急時訪問看護加算
緊急の連絡 相談 訪問に対応 540円
〇特別管理加算
気管カニューレ、人工肛門の使用など 500円
〇時間外加算
早朝・夜間加算(6-8時 18-22時)1回につき25%加算
深夜加算(22時-明朝6時) 1回につき50%加算
等、各事業所によって加算内容が違いますので契約前、契約時に聞いてみてください。
利用方法は?
要介護認定を受け、要支援1~2要介護1~5の認定を受けないと介護保険を利用できません。
認定を受け、ケアマネージャーに依頼してください。
※病状の悪化等により特別訪問看護指示期間にある方、特定疾病等により訪問看護が必要な方は、医療保険で訪問看護が提供されます。ご本人・ご家族様が、主治医に依頼し、 医師が必要であると認めれば、訪問看護ステーションは、主治医から「訪問看護指示書」を受けて、訪問看護計画に基づいて訪問看護を実施できます。
サービスを利用してからは?
在宅での医療的ケアは不安なことが多いと思います。遠慮なく看護師に相談してみてください。医療的な面での指導も受けることができます。
病状の悪化や回復が回復してきたなどケア内容が変更になった際や介護保険更新した際などにケアマネジャーが開催するサービス担当者会議(ご本人・ご家族・サービス担当者が集まって話し合う会議)が行われます。
サービス担当者会議は多職種間での情報共有の場になりますので、その際にサービスの内容の疑問点などを話し合うことができます。