介護タクシー
介護タクシーとは?
要介護1~5の利用者様に対して、 通院等のため、車いすなどで乗車が困難な場合に 乗車又は降車の介助を行い、乗車前、降車後の介助や通院時などのサポートしています。
〇定期的に通院に行くが車いすのため、移動が困難である。
〇普通のタクシーでは通えないので、車いすの入るタクシーを利用したい。
〇定期的に利用するので、毎回タクシーを予約するのは大変。
など、車いすを利用している方、定期的に受診されている方も多くいるかと思います。
介護タクシーを利用することができると、定期的に安心、安全に通院できるようになります。
では、介護タクシーについて説明していきたいと思います。
サービス内容
介護タクシーを介護保険で利用するためには、
通院等のための乗車又は降車の介助(通院等乗降介助)という名目での利用になります。
①移動する前の準備 (20分以内に準備が終わる場合)
②タクシー移乗時の介助
③運転(運転の時間は保険外)
④降車介助
⑤院内サポート(受付、受診する科への移動、支払いサポート、薬受け取りサポート、院内でのトイレ介助)
※病院内は基本病院スタッフが対応するため、病院内スタッフに声掛けし対応していただく
⑥乗車介助
⑦運転 (運転の時間は保険外)
⑧降車介助
⑨帰宅後の介助
※出発前、帰宅後介助に20~30分以上かかる場合は、訪問介護の身体介護として算定されます。
費用は?
費用は定額料金になります。(移動の料金は別途かかります。)
介護保険の自己負担額は基本的に1割負担です。(一定以上の所得がある場合は2~3割負担になります)
片道97単位(97円) + タクシー料金 + 片道97単位(97円)
この他に加算もありますのであわせて事業所へ確認してみてください。
利用するには?
要介護認定を受け、要介護1~要介護5の認定を受けないと利用できません。
認定が下り、ケアマネージャーにケアプランを作成してもらい、ケアプランに通院等乗降介助を入れてから利用できるようになります。
介護保険外での利用もできます
介護保険外で介護タクシーを利用することができます。
その際は全額自己負担になります。
基本的な費用は
基本介助料金(約1000円~)+
タクシー料金(距離制OR時間制)+
迎車料金(約700円~)
になっています。
事業所ごとに料金形態が違ったり、時間ごとに基本介助がかかる場合もありますので必ず確認してみてください。
オプションで看護師付き添いや、1名ヘルパー追加依頼、車いす貸出などがあります。
〇福祉タクシー券も利用できます。
福祉タクシー利用券は市区町村によって支給も変わってきますので、各市区町村、障害福祉課(市区町村によって呼び名が違います)に確認してみて下さい。
探し方
介護保険での利用であれば、ケアマネージャーさんに探してもらえますが、保険外であれば、ご自分で介護タクシーをインターネットで検索し、費用やどのようなオプションサービスがあるのかなど比較してみるのもいいと思います。