訪問介護ヘルパーによる民間サービスとは?【料金や公的サービスとの違い】
「介護保険適用外のサービスを利用したい」
「民間サービスと公的サービスは何が違うの?」
訪問介護サービスを利用していると、さまざまなサービスを受けたくなりますよね。
幅広いニーズを満たすには、訪問介護ヘルパーによる「民間サービス」がおすすめです。介護保険適用外のサービスを、自費で利用できます。
今回「みーつけあ」では、訪問介護ヘルパーによる「民間サービスの内容と料金」について解説します。
民間サービスならではのメリットを把握して、生活の幅を広げましょう。
訪問介護ヘルパーの民間サービスとは
民間サービスとは、民間企業が運営する「全額自費」の訪問介護サービスです。
利用料の全額を自費で支払う代わりに、介護保険適用外のサービスを利用できます。
民間サービスは幅広いサービスが提供されており、公的サービスでは手の届かないニーズを満たせるのも魅力です。
また、民間企業による「家事代行サービス」を、介護サービスの代わりに利用する人も増えています。
自費サービスの料金はいくら?
自費サービスの料金目安は、1時間あたり「2,000~5,000円」です。
オプションを利用する場合は、基本料金に加算されます。
主なオプション内容は、以下のとおりです。
- 早朝や深夜帯での利用
- 日曜日や年末年始の利用
- ヘルパーの個別指名
- 延長 など
なお、基本料金やオプションによる加算額は、事業所や地域によって異なります。
複数の事業所で、料金を比較して検討しましょう。
▼関連記事はこちらから。
>>介護ヘルパーのサービス内容を徹底解説【料金や自費サービスも】
【訪問介護ヘルパー】民間サービスのメリット・デメリット
民間サービスの概要や料金については、理解できたでしょうか。
なかには、「訪問介護ヘルパーの民間サービスについて、より詳しく知りたい」という人もいるでしょう。
ここからは、より理解を深められるように、民間サービスのメリット・デメリットを紹介していきます。
公的サービスにはないメリット・デメリットを理解することで、介護の選択肢を増やすことができますよ。
民間サービスのメリット
民間サービスのメリットは、以下のとおりです。
- 介護保険適用外のサービスも受けられる
- 趣味嗜好やこだわりを受け入れてくれる
- 利用制限がない
ケアプランには盛り込めないサービスをお願いできるのが、民間サービス最大のメリットです。
また要支援・要介護度ごとに定められた利用限度額や、回数制限を考慮する必要はありません。
趣味や娯楽に関するサービスも利用できるので、自由度は高いですよ。
民間サービスのデメリット
民間サービスのデメリットは、以下のとおりです。
- 全額自己負担
- 事業所やサービスをすべて自分で選ぶ
- 対応できないサービスもある
民間サービスは介護保険が適用されないため、料金は全額自己負担です。
事業所選びや、どんなサービスを受けるかを自分で計画する必要があります。そのため情報収集や判断力が重要です。
訪問介護ヘルパーの民間サービスで「できること」
ここからは、民間サービスの具体的なサービス内容を見ていきましょう。
民間サービスで「できること」として、主に以下の項目が挙げられます。
- 行事での特別な調理
- 趣味の付き添い
- 旅行の手続きや付き添い
- 冠婚葬祭
- 布団干し
- 窓掃除
- 草むしり
- ペットの世話
- 電球や家具の取り換え
- 薬局でのサポート
上記はあくまで一例です。
多くの事業所では、希望サービスを事前に確認して、利用者のニーズをもとに計画・実施をしています。
民間サービスで「できないこと」は?
民間サービスの「できないこと」は、事業所ごとに確認するのがおすすめです。
今回は参考として、多くの事業所で対応していないサービス例を紹介します。
- 専門資格を要する医療行為
- 壁の塗装といった大がかりな住宅改修
- 水道管等の大がかりな修理
一般的に介護以外の専門技術を要する医療サービスや、大がかりな工事は実施していません。
医療サービスを提供してほしい場合は、「訪問看護」を利用しましょう。
また、大がかりな住宅改修や修理は、介護保険適用となる可能性があります。
ケアマネージャーに相談して、自己負担を減らせるか確認してください。
▼関連記事はこちらもご参考ください。
>>介護ヘルパーの医療行為は禁止?実態やできること・できないことについて
訪問ヘルパーのサービス内容とは?できること・できないことをまとめて紹介
【訪問介護ヘルパー】民間サービスを受けるまでの流れ
最後に、民間サービスを受けるまでの流れについて確認しましょう。
サービス提供までの流れは、以下のとおりです。
- サービス事業に電話やメールで相談をする。
- 担当者と共に、サービス内容やプランを決める。
- サービス内容・プランが決まったら、見積書を作成してもらい契約をする。
- 民間サービスの利用を開始する。
訪問介護事業所によっては、従来の介護保険サービスに加えて自費サービス提供している場合があります。
民間サービスと介護保険サービスを両方利用したい人は、検討してみてはいかがでしょうか。
▼介護保険サービスを利用する流れについては、以下の記事が参考になります。
>>介護ヘルパーを依頼するまでの流れとは?各サービスの料金や種類についても紹介
まとめ【幅広いニーズを満たせる民間サービス】
訪問介護ヘルパーによる民間サービスでは、介護保険適用外のサービスを利用できます。
- 行事での特別な調理
- 旅行の手続きや付き添い
- 草むしり
上記のような幅広いニーズを満たせるのが民間サービスのメリットです。
現在利用している訪問介護事業所にて、自費サービスがあるか確認してみてください。
また、自己負担が大きくなる点に注意して、利用料の計算も忘れないよう注意しましょう。
▼以下の記事では、自費サービスに関してよくある質問についても触れています。
>>【介護保険外】訪問ヘルパーの自費サービスとは?料金や内容を徹底解説!