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訪問介護で18時以降の仕事とは?夜間対応型について知ろう

訪問介護で18時以降の仕事とは?夜間対応型について知ろう

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「訪問介護で18時以降に働くサービスがあるって本当?」
「訪問介護ヘルパーの夜間の仕事って何をするの?」

訪問介護ヘルパーは利用者さんの居宅へ訪問し、日常生活に必要なサービスを提供する仕事ですが、18時以降も働く場合があるのでしょうか。

じつは、夜間対応型訪問介護という「18時から翌朝8時までおこなうサービス」があります。

業務内容は日中とほとんど同じですが、夜中には転倒事故や体調不良などの利用者さんの対応が多い傾向です。

今回「みーつけあ」では、訪問介護で18時以降に働くサービスと業務内容、給与、働くメリットとデメリットについて紹介します。

夜間に働いてみたいという人は、業務内容やメリット、デメリットをよく理解して、自分にあった働き方を考えてみましょう。

1.訪問介護は18時以降に働くサービスがある

1.訪問介護は18時以降に働くサービスがある

訪問介護ヘルパーが18時以降に利用者さんの家へ訪問して、入浴や排泄、食事などの介護サービスを受けることを「夜間対応型訪問介護」といいます。

夜間対応型訪問介護は、おもに以下のような人が利用します。

  • 一人暮らしの高齢者で夜が不安な人
  • ご家族の介護の負担を減らしたい人

一人暮らしをしていると、体調不良やベッドから転落して動けなくなるなどのトラブルを、不安に感じる人も多くいます。

また、トイレ介助や体位変換が必要な利用者さんであれば、夜中でも同居家族が対応しなければいけません。このような場合には、家族の負担が大きくなるでしょう。

しかし、夜間対応型訪問介護を利用すれば、緊急時にすぐ駆けつけられるうえ、家族の負担を減らせるため、利用者さんもご家族も安心して過ごしてもらえます。

ただし、夜間対応型訪問介護の対象者は、要介護1以上の認定を受けた人のみです。

要支援の訪問介護よりも、身体介護の頻度が多くなることは頭に入れておきましょう。

2.訪問介護で18時以降に働く3種類のサービス

2.訪問介護で18時以降に働く3種類のサービス

続いて、18時以降に働く夜間対応型訪問介護の、3つのサービスについて紹介していきます。

  1. 定期巡回型
  2. 随時対応型
  3. オペレーション型

定期的な見守りや緊急時の対応など、夜間対応型訪問介護の仕事は多岐にわたります。

夜間の対応をスムーズにおこなえるように、仕事内容を理解しておきましょう。

サービス1.定期巡回型

まず1つ目は、「定期巡回型」です。

ケアプランに定められた18時から翌朝8時までの時間帯に定期的に巡回し、必要な介護サービスをおこないます。

おもな仕事内容は、以下のとおりです。

  • おむつ交換
  • 排泄介助
  • 寝返り介助
  • 安否確認 など

夜間対応型訪問介護は日中と同じく、利用者さん以外に対するサービス提供や日常生活に支障のない家事はできません。

たとえば、以下のような内容は対象外です。

  • 家族分の食事の準備
  • 家事の手伝い
  • 草むしり
  • 窓拭き
  • ペットの世話
  • 大掃除 など

なお、1回の訪問時間は30分程度で、訪問回数も決められています。

限られた時間しかないので、ケアプランに沿った業務を速やかにおこないましょう。

サービス2.随時対応型

そして、2つ目は「随時対応型」です。

体調不良やベッドからの転落事故など、利用者さんの緊急時に連絡を受けて、訪問介護ヘルパーが現場へ駆けつけます。

利用者さんの状況を把握し、必要に応じて医師や看護師への連絡または、救急車の手配をしなければいけません。

1人で対応し、判断をしなければいけないので、介護のスキルと経験が不可欠です。

随時対応型の利用者さんには、緊急時にボタン1つでオペレーターや訪問介護ヘルパーにつながる「ケアコール端末」が配られます。

わざわざ電話をかけて訪問介護ヘルパーを呼び出さなくてもよいので、利用者さんにも扱いやすいです。

また、随時対応型は、1回30分の訪問を1日に何回でも利用できます。

ただし、1回毎に費用がかかるので、利用者さんから料金について質問された際には注意してください。

サービス3.オペレーション型

夜間対応型訪問介護の3つ目は、「オペレーション型」です。

利用者さんから通報を受けたオペレーターが、通報内容の聞き取りをして状況を判断します。

オペレーションを担当するのは、以下の資格や経験を持った人です。

  • 医師
  • 看護師
  • 保健師
  • 准看護師
  • 介護福祉士
  • 社会福祉士
  • 介護支援専門員
  • 1年以上訪問介護サービス提供責任者の経験がある

参考:厚生労働省 定期巡回・随時対応型訪問介護看護の概要

通報内容によって、訪問介護ヘルパーを利用者さん宅へ向かわせたり、主治医に連絡をして判断を仰いだり、救急車を呼んだりなどの判断を瞬時にしなければいけません。

直接現場に行くわけではありませんが、介護や看護の経験と知識が必要な仕事です。

なお、利用者さんが少なく訪問介護ヘルパー自身が対応できる場合、オペレーションセンターを設置しない事業所もあります。

オペレーションセンターがない場合は、訪問介護ヘルパーが直接対応するため、利用者さん側にはサービス内容の違いはありません。

3.訪問介護で18時以降に働くと得られる給与

3.訪問介護で18時以降に働くと得られる給与

18時以降に働く夜間対応型訪問介護の仕事内容を理解したところで、次に気になるのは給与面ではないでしょうか。

結論からいうと、勤務先や出勤日数で得られる給与は人によって違うため、一概にはいえません。

しかし、夜間対応型訪問介護は、夜勤手当が付与されます。

日勤のみで働く人と比べると、得られる給与額は多くなるでしょう。

以下の表は、常勤ではたらく介護職員の平均給与額です。

項目給与
基本給182,260円
手当78,440円
一時金(賞与等)55,150円
平均給与額315,850円

参考:厚生労働省「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」

ここからさらに、夜勤手当がつくというイメージです。

少しでも多く稼ぎたいのであれば、積極的に夜勤をして収入アップを狙いましょう。

4.訪問介護で18時以降に働くメリット

4.訪問介護で18時以降に働くメリット

では、訪問介護で18時以降に働くメリットについて、以下の4つを紹介します。

  1. 深夜手当で給料が高くなる
  2. 昼間の時間を有効活用できる
  3. Wワークに向いている
  4. 介護技術が磨ける

少しでも収入を得たい人はもちろんですが、訪問介護ヘルパーとして経験を積み上げたいのであれば、18時以降に働くべきといえるでしょう。

その理由を、順番に解説します。

メリット1.深夜手当で給料が高くなる

1つ目のメリットは、深夜手当がつくので日中の時給より高くなることです。

正社員であれば夜勤手当が付与されますし、パートの場合には時給が高く設定されており、稼ぎやすくなっています。

しかし残念ながら、介護の業界は給料が低く稼ぎにくいのが現実です。

それでも介護の仕事が好きだから続けたいという人は、夜勤と日勤を組み合わせて給料アップを目指しましょう。

メリット2.昼間の時間を有効活用できる

2つ目のメリットは、昼間の時間を有効活用できることです。

昼間は自由に時間を使えるため、習い事をしたり、趣味の時間にしたり、友人とランチやショッピングなども楽しめます。

昼間にリフレッシュをするとオンオフの切り替えがしやすいため、仕事とプライベートにメリハリができるでしょう。

メリット3.Wワークに向いている

3つ目のメリットは、夜間対応型訪問介護は週1回からでも働ける事業所も多いため、Wワークに向いていることです。

夜勤は体力勝負なので、毎日勤務するのは精神的にも身体的にもつらく、体調を崩してしまいます。そのため、週1回から雇っている事業所が多いです。

たとえば、日中に別の職場で勤務し、休日前だけ夜勤をするという働き方ができます。

ほかにも、学校に通いながら学費を稼ぐために夜勤をしている人もいるでしょう。

さらに、介護や子育てで家に誰かがいなければならない人は、交代で働きに出るため夜勤を選ぶなどさまざまです。

このように、夜間対応型訪問介護はWワークだけでなく、学業や介護など両立がしやすいといえるでしょう。

メリット4.介護技術が磨ける

4つ目のメリットは、介護技術が磨けることです。

夜間対応型訪問介護は要介護1以上の人が受けるサービスのため、以下の利用者さんが多い傾向にあります。

  • 1人でトイレに行けない
  • 着替えができない
  • 決まった時間にバイタル測定が必要

さらに夜間は、体調不良や転倒事故などの不測の事態にも対応をしなければいけません。

間違った判断や焦って介助をおこなうと、命に関わる可能性があります。

緊急時にも冷静に対応できる介護技術を磨けるので、自然とスキルアップにつながるでしょう。

5.訪問介護で18時以降に働くデメリット

5.訪問介護で18時以降に働くデメリット

続いて、訪問介護で18時以降に働くデメリットを3つ紹介します。

  1. 生活リズムが乱れやすい
  2. 休みを取りにくい
  3. 緊急時連携機関が少ない

18時以降に働くメリットをみてきましたが、もちろんデメリットもあります。

メリットとデメリットを比べて、自分に向いているのかを判断してみてください。

デメリット1.生活リズムが乱れやすい

夜勤は18時から翌朝8時まで働くので、生活リズムが乱れやすいです。

日中に働くよりも疲れやすく、夜勤に慣れるまでは体力が回復するまで時間がかかる人も少なくありません。

生活リズムが乱れて、体調不良を起こす可能性もあります。

Wワークの人は本業に支障をきたしてしまうかもしれませんので、夜勤をしても大丈夫なのか、よく考えてから働きましょう。

デメリット2.休みを取りにくい

夜間は訪問介護ヘルパーの人員が少ないため、休みが取りにくくなってしまいます。

子育てや介護をしている場合、急な体調不良を起こすといったイレギュラーが起こりかねません。

このようなときに、代わりに出勤できる人が見つかりにくいので、急な休みが取りづらいのが現状です。

それでも夜間対応型訪問介護で働きたいのであれば、万が一子どもが熱を出したときに、両親に頼むといった対策を考えておきましょう。

デメリット3.緊急時連携機関が少ない

最後のデメリットは、緊急時連携機関が少ないことです。

利用者さんは深夜から早朝にかけて体調を崩しやすいため、容態が急変するかもしれません。

すぐに対応をしなければいけませんが、深夜だと連携機関が少なく、医師や看護師への連絡が遅れてしまう場合があります。

深夜でも対応できる連携機関を把握し、緊急時に備えておきましょう。

6.18時以降に働く場合のサービス加算は?

6.18時以降に働く場合のサービス加算は?

では最後に、18時以降に働く場合のサービス加算である「早朝夜間深夜加算」について解説していきます。

そもそも早朝夜間深夜加算とは、通常のサービス提供時間外に訪問介護をおこなうことを評価する加算です。

おもに以下の3つに分けられているので、順番に紹介していきます。

  1. 早朝(6:00〜8:00)
  2. 夜間(18:00〜22:00)
  3. 深夜(22:00〜6:00)

実際に介護をおこなった場合の計算方法にも触れているので、ぜひ参考にしてください。

加算1.早朝(6:00〜8:00)

まずは早朝の場合です。以下の表をご覧ください。

項目早朝加算の場合
時間帯6時〜8時
加算(%)25%
計算方法所定単位数×1.25

参考:厚生労働省「訪問介護」

所定単位数とは、基本となる単位数のことです。

たとえば、身体介護(20分以上30分未満)の単位数が250とすると、以下のような計算になります。

250×1.25=312.5

なお、小数点以下は四捨五入をして、単位数は313です。

加算2.夜間(18:00〜22:00)

次に夜間の場合は、以下のとおりです。

項目早朝加算の場合
時間帯18時〜22時
加算(%)25%
計算方法所定単位数×1.25

参考:厚生労働省「訪問介護」

夜間の場合は、早朝と同じ25%加算です。

たとえば、生活援助(20分以上45分未満)の単位数が180の場合の計算は、以下のとおりです。

180×1.25=225

つまり加算数は、225単位になります。

加算3.深夜(22:00〜6:00)

最後に、深夜の場合は以下のとおりです。

項目早朝加算の場合
時間帯22時〜翌朝6時
加算(%)50%
計算方法所定単位数×1.5

参考:厚生労働省「訪問介護」

深夜の訪問介護は、早朝や夜間の倍の50%が加算されます。

たとえば、身体介護(20分以上30分未満)の単位数が250の場合の計算は、以下のとおりです。

250×1.5=375

つまり、加算数は375単位になります。

このように通常の時間帯以外に訪問介護をおこなっていると、多くの単位数を獲得できるため評価が高くなり、利用者さんから信頼される事業所になれるといえるでしょう。

まとめ:利用者さんの安心した夜間を支えよう

まとめ:利用者さんの安心した夜間を支えよう

今回は、訪問介護が18時以降に働く「夜間対応型訪問介護」について解説してきました。

夜間対応型訪問介護は、要介護1以上の人が利用するサービスです。

主に、夜中に体調不良や転倒事故など緊急時にすぐ駆けつけ、訪問介護ヘルパーが迅速かつ適切な対応をおこないます。

深夜に対応するので日中に比べて時給がよく、効率よく稼げます。

また、いままで培った介護技術を活かせるので、訪問介護ヘルパーとしてスキルアップを目指している人にはおすすめです。

ただし、夜勤は生活リズムが崩れやすく、休みを取りにくいため、体調管理には十分注意しましょう。

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